岩波書店と文芸春秋

岩波書店と文芸春秋

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784620311364
  • NDC分類 051
  • Cコード C0036

内容説明

戦後日本の言論界をリードした“理念”の岩波と“現実”の文春。講和条約、安保、高度成長、ポスト冷戦、湾岸戦争…に両者はどう処したか?雑誌「世界」と「文芸春秋」の言説を辿り、戦後史の底を流れる日本人の精神に迫る。

目次

司馬遼太郎 戦後五十年を語る
「世界」創刊のころ―岩波書店相談役・緑川享氏に聞く
裸一貫から出直し―文芸春秋新社
衝撃の丸山論文「超国家主義の論理と心理」
「第二芸術」論の波紋
坂口安吾―「堕落論」の時代
空前の「哲学の時代」
「平和問題談話会」の誕生
座談会「天皇陛下大いに笑ふ」の成功
講和問題と「曲学阿世」〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本命@ふまにたす

1
「文藝春秋」と「世界」という2つの雑誌を軸に戦後史をたどる。独特の紙面構成になっているおり、記事の引用というよりも、エッセイ的な文章によって構成されている。2021/12/20

keepfine

1
世界と文藝春秋を題材に、戦後50年の言論状況を振り返るという趣旨だが、この一冊で日本戦後史を総覧できる。とりわけ60年代が濃密。2019/08/18

ふじ

0
もと文春の半藤一利氏を狂言回しのようにして編集されています。なんだか文春よりだねえ~。2010/09/29

tecchan

0
 戦後50年の1995年から1年間毎日新聞に連載された企画特集をまとめたもの。岩波「世界」と「文芸春秋」のふたつの綜合雑誌に掲載された論文・記事をもとに当時の思想・世相を描く。昭和20〜30年代がどのような時代だったのかがよくわかる。2021/03/09

ゾーンディフェンス

0
タイトルを見ると、岩波書店と文藝春秋という対極に位置する出版社について過激な煽りに溢れている本かと思ったが、しかも出版が毎日新聞なので、岩波書店に近い位置からの文藝春秋に対する煽りが一杯かと思ったが、全然違った。戦後の国内外のエピソードに対する「世界」と「文藝春秋」の記事の内容を淡々と紹介しながら戦後史をなぞっていく内容。20年以上の前の本だけど古さは感じなかった。現代史を確認するためには読んでおいたほうがいい本だと思った。2018/07/05

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