吉野ケ里・楼観からの報告―邪馬台国の東遷が見える

吉野ケ里・楼観からの報告―邪馬台国の東遷が見える

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784620307022
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

この本では、吉野ケ里遺跡によって知られた諸事実を、他の文献的、考古学的資料や事実と結びつけ、比較し、対照させて、吉野ケ里遺跡の意味を考えてみた。遺跡・遺物を、物語のなかに位置づけようとした。楼観上の兵士たちが、報告しようとしていることに、力をつくして声を与えてみようとした。

目次

「吉野ケ里=即邪馬台国」説はなりたつか
吉野ケ里は「華奴蘇奴国」の地だ
吉野ケ里遺跡と『魏志倭人伝』
邪馬台国東遷が見えてきた
吉野ケ里周辺の遺跡
吉野ケ里の歴史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hyena_no_papa

3
吉野ヶ里遺跡の最後の未調査区域と言われる日吉神社跡地から石棺墓と思しき遺構が見つかり、佐賀県の山口知事が記者発表をするなど久々の古代史ブーム到来の感頻りである。6/5石棺の蓋を開ける調査に入るとのことで、急いで手元の吉野ヶ里関連書を並べてみた。まず手に取ったのが安本美典氏の本書。1989年当時のマスコミによる過剰な報道を懸念しつつ、多くの客観的史料などを並べて解説する手法は安心感あり。吉野ヶ里遺跡を『魏志』倭人伝の華奴蘇奴国とする持論を展開。一方で古田武彦氏の「我流の論理」についても辛辣な批判を忘れない。2023/06/04

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