悪いことはしていない

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620107325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大手企業リーロテックに入社して4年。真野穂波は、尊敬する上司・山之辺の秘書として慌ただしくも充実した日々を送っていた。ところが、ある日、同期の亜衣が突然失踪した。彼女のブログには「会社の上司にホテルに連れ込まれそうになってショック…」と最後の書き込みが。穂波は山之辺を疑い始め、亜衣の部屋を訪ねる。そこには、いつか見た光景―ピスタチオナッツの殻が散っていた。

著者等紹介

永井するみ[ナガイスルミ]
1961年、東京生まれ。北海道大学農学部卒業。96年、「隣人」で小説推理新人賞、「枯れ蔵」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞。以後、社会問題や、仕事や恋愛など女の人生を題材にしたミステリー、エンターテイメント小説を精力的に執筆しており、読み出すと止まらないストーリー展開と緻密な心理描写が支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむちん

30
読みやすいんだけど、全体的に違和感のあるストーリーだった。穂波は本当に優秀なのか?人事の秘密を話したり、亜衣のPCを勝手に調べたり・・・周りの男性に次々と好意を持ったり。潤さんが中途半端に登場しなくなったのも違和感を感じた。んー・・・辛口でスミマセン。2018/07/29

zanta

28
最初のほなみの良さが最後まで一貫していないように感じてしまった。お仕事小説としての面白さがどんどん減ってしまったのは残念。あまり興味を持てない分野に話がある膨らんだこともおもしろくなかった一因かな。同性の恋愛感情は、唐突な感じがしてしまったし。これもあいの最初の設定が生きてない感じがするし。一息に読めたけれども、おもしろかったというよりは、どうでもいいから何もひっからず、早く進んだという事のような気がする。2014/05/18

マリリン

22
永井するみさんの小説だから期待していたのだけど、話の進め方に無理があるので読んでいて疲れた。普通、同期入社の知り合いが行方不明になったからと言ってあんなに執念深く探すかな?しかもスポーツクラブで知り合った程度の人を伴って部屋を物色ってありえん・・・パスワードかかったパソコンまで覗く??警察じゃあるまいし・・・湯治宿も一発で見つかるって軽すぎ~ありえん事だらけだった。2013/05/25

なつ

21
確かに悪いことなんてしてない、、、だけど。というお話。軸になるような出来事はとりあえず解決しますが、モヤモヤ気分は払拭されず。こういう生き方もあるんだろうな。よし悪しは置いといて。本人にとって「悪いことなんてしてない」という事でも、他の誰かにしてみれば傷つくことだってある。ただ、もし続きがあるとすれば、穂波と亜衣はこれからもう一波乱も二波乱もある気がしてならない。2015/05/15

ふぅちゃん

16
実質2時間程度で読めてしまうライトさとは裏腹に、内容はけっこう重い。ただ主人公、穂波の言動は理解に苦しむ部分も多数。読みやすいけどラストがねえ…ちょっと唐突かなあ。

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