扶桑社新書<br> ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか?―脳化社会の生き方

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ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか?―脳化社会の生き方

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  • サイズ 新書判/ページ数 273p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594081546
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「人間は、意識だけでできてるわけではない」より<抜粋>
~基本的に私どもは意識の世界に住み着くというくせをつけてしまった。その方が意識にとっては居心地がいいわけで、なぜならばそういう世界にはゴキブリがいないからです。ですから、あのゴキブリを追っかける執念というのは私は非常に興味があるのでいつも見ています。どうしてあんなか弱い生き物が気に入らないのか。しかしその裏には非常に深い、何か根の深いものがあるのです~



目次
意識は、なぜあるのか?

人間は死んだら「モノ」なのか?「ヒト」なのか?

人間は「人工身体」と「自然身体」の二つのからだを持っている

人工(脳)と自然(身体)との
        釣り合いこそ重要である

人間は、意識だけでできているわけではない

「男」と「女」という言葉ができたとき、
         性の連続が断ち切られた

人間は、自分ができることの説明ができない

子どもを育てるとは「手入れ」をすること

「ああすれば、こうなる」だけになった現代社会

内容説明

身近な疑問から見えてくる知識社会の限界。

目次

現実とはなにか―意識は、なぜあるのか?
自然と人間―人間は死んだら「モノ」なのか?「ヒト」なのか?
からだと表現―人間は「人工身体」と「自然身体」の二つのからだを持っている
構造から見た建築と解剖―人工(脳)と自然(身体)との釣り合いこそ重要である
ゆとりある生活の創造―人間は、意識だけでできているわけではない
現代社会と脳―「男」と「女」という言葉ができたとき、性の連続が断ち切られた
ヒトを見る目―人間は、自分ができることの説明ができない
子どもと自然―子どもを育てるとは「手入れ」をすること
情報化社会と脳―「ああすれば、こうなる」だけになった現代社会

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。専攻は解剖学。東京大学名誉教授、京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房/ちくま文庫)で、サントリー学芸賞受賞。ほか、『バカの壁』(2003年、新潮新書、毎日出版文化賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

114
2001年に出版された講演録をわかりずらいところを修正して再度出版されたものです。題名とはあまりそぐわない内容ですが非常にわかりやすい気がしました。都市化という言葉がキーワードになっているようですが、頭のいい人らしく全体的なつかみが非常にうまいと感じました。人間や自然あるいは他の生物などとのつながりをもとにした講演です。2019/10/21

future4227

48
タイトルに惹かれて読んだのだが、表題の答えらしきものがなかなか出てこないので、前半は何を言ってるのかよく理解できずにいたのだが、後半はもう養老先生の考え方にどっぷりハマってしまった。現代は近代化ではなく「都市化」が進んでいるという。都市化は自然のものが存在してはいけないという原則があるため、ゴキブリとか土とか川とか自然のものを徹底的に排除しようとするのだと。「都市化」はゲームや仮想現実の世界で楽しみ、人々は不自由な田舎暮らしをするのが良いという。脳はそれで満足するはずだと。実に興味深い主張である。2020/08/07

活字スキー

25
なんとなくタイトル買いしてみたところ、昆虫好きの与太話ではなくもっぱら解剖医、脳科学者から見た現代社会についての講演録だった。これまでに著書を読んだりして養老先生のスタンスがある程度分かっていれば、だいたいいつもの養老先生といった印象。偏りはあれど、とても頭の良い方なのは間違いない。「都市化」とは、あるがままの自然を排除してヒトが頭の中で描いた「ああすれば、こうなる」という人工物で囲い埋め尽くすこと。今の世の中、自分も含めてほとんどのヒトはおかしくなってると思う。ヒトとしてどうこう以前に、生き物として。2019/06/11

玖良やまだ

24
20年前の単行本を加筆・新書化した本。内容に古さは感じられない。人間の周囲の環境が変化(あえて進化とは言わない)しているだけで、体が息を吸って吐くことに変わりはない。僕はこう思う。人間の脳に関しては、スマホ等の普及により、思考量が減少して退化しているのではないだろうか?目の前に居る黒猫・玖良君と僕を比べても殆ど変わりない。いや、細かな事で惑わされる僕の方が判断力が劣っている。2019/05/14

まいこ

17
都市化して出産も病気も死も排除して、いろんなことをコントロール下に置きたがるようになった。子どもは「こうするとああなる」が通じないから少子化。イタリアのメメントモリ(死を想え)は日本語の諸行無常、生病老死や仏教のお話も多く。胎盤を食べた話にゾッとしてしまうけど、こういう感覚が都市化? 猫の出産を見たとき、胎盤を食べててびっくりしたけど、人も昔は食べてたのかな。2021/10/31

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