出版社内容情報
「人間は、意識だけでできてるわけではない」より<抜粋>
~基本的に私どもは意識の世界に住み着くというくせをつけてしまった。その方が意識にとっては居心地がいいわけで、なぜならばそういう世界にはゴキブリがいないからです。ですから、あのゴキブリを追っかける執念というのは私は非常に興味があるのでいつも見ています。どうしてあんなか弱い生き物が気に入らないのか。しかしその裏には非常に深い、何か根の深いものがあるのです~
目次
意識は、なぜあるのか?
人間は死んだら「モノ」なのか?「ヒト」なのか?
人間は「人工身体」と「自然身体」の二つのからだを持っている
人工(脳)と自然(身体)との
釣り合いこそ重要である
人間は、意識だけでできているわけではない
「男」と「女」という言葉ができたとき、
性の連続が断ち切られた
人間は、自分ができることの説明ができない
子どもを育てるとは「手入れ」をすること
「ああすれば、こうなる」だけになった現代社会
内容説明
身近な疑問から見えてくる知識社会の限界。
目次
現実とはなにか―意識は、なぜあるのか?
自然と人間―人間は死んだら「モノ」なのか?「ヒト」なのか?
からだと表現―人間は「人工身体」と「自然身体」の二つのからだを持っている
構造から見た建築と解剖―人工(脳)と自然(身体)との釣り合いこそ重要である
ゆとりある生活の創造―人間は、意識だけでできているわけではない
現代社会と脳―「男」と「女」という言葉ができたとき、性の連続が断ち切られた
ヒトを見る目―人間は、自分ができることの説明ができない
子どもと自然―子どもを育てるとは「手入れ」をすること
情報化社会と脳―「ああすれば、こうなる」だけになった現代社会
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。専攻は解剖学。東京大学名誉教授、京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年、『からだの見方』(筑摩書房/ちくま文庫)で、サントリー学芸賞受賞。ほか、『バカの壁』(2003年、新潮新書、毎日出版文化賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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