出版社内容情報
脳ミソを喰われても痛くない? ヒトラーは睾丸一個だった? ウンコはジャスミンの香りがする? 健康診断を毎年受けると短命に? 牛乳を飲みすぎると骨折する?
医療小説の名手・久坂部羊が自らの臨床経験をもとに語りつくす、世にも楽しい医学講座!
【概要】
ようこそ、ミステリアスな医療の世界へ――。
本講座では、モ?ツァルト、レクター博士、手塚治虫、ドストエフスキー、芥川龍之介、ゴッホ、デビットボウイなど、文学や映画、芸術を切り口に人体の不思議を紐解いてゆきます。
レクター博士に脳ミソを喰われても痛くないってホント? モーツァルトの耳はヘン? 「医療商人」にダマされない方法とは?
面白くて眠れなくなるカラダのトリビアが満載です!
?読み出したら止まらなくなる全9講?
《第一講》実は医学はおもしろい――ウソがいっぱいの医学の不思議
(血を抜き取られたモーツァルト/健診を毎年受けると短命に?/女性に身体の内側はない? ほか)
《第二講》呼吸器系――息をしすぎて苦しくなる肺の不思議
(肺は3LDKのマンションより広い/キリンは息苦しい?/メタボ健診をすり抜ける裏ワザ/結核は過去の病気ではない ほか)
《第三講》消化器系――何でもクソミソにする胃腸の不思議
(絶妙な咀嚼のタイミング/早期の胃がんはほんとうに「早期」か/ないほうがいい? 胆嚢/大便のかぐわしき香り ほか)
《第四講》循環器系――息をしすぎて苦しくなる肺の不思議
(赤ん坊の心臓を一生使う/白血球にも赤血球が/心臓が止まる理由/高血圧の治療はあてずっぽう? ほか)
《第五講》神経系――魂は宿っていない脳の不思議
(なぜ言語障害は右半身麻痺に多いか/脳腫瘍は茶碗蒸しのぎんなん?/動く脳死患者 ほか)
《第六講》泌尿器系・生殖器系――医学が下ネタになる不思議
(1日150?の原尿/尿管結石の激痛/悩ましき前立腺/健気な精子たち ほか)
《第七講》感覚器系――他人と比べられない間隔の不思議
(左目が眩しいデビッド・ボウイ/モーツァルトの耳は「できそこない」だった/ネズミの背中に人間の耳が/鼻の滑稽さ、不気味さ ほか)
《第八講》内分泌系・リンパ系――ごく微量で効くホルモンの不思議
(唯一、身体に四つある臓器 副甲状腺/二種類の糖尿病/万能薬か毒薬か ステロイド/薄毛の特効薬 男性ホルモン阻害剤)
《第九講》皮膚・骨・筋系
(『ブラック・ジャック』に登場した全身の刺青/牛乳は骨粗鬆症の予防にならない/人肉食について ほか)
久坂部 羊[クサカベヨウ]
久坂部羊(くさかべ・よう)1955年大阪府生まれ。医師、作家。大阪大学医学部卒業。二十代で文芸同人誌「VIKING」に参加。外務省の医務官として九年間海外で勤務した後、高齢者を対象とした在宅訪問診療に従事。2003年『廃用身』で小説家デビュー。以後、現代の医療に問題提起する刺激的な作品を次々に発表。14年『悪医』で第三回日本医療小説大賞を受賞。主な小説に、『破裂』『無痛』『嗤う名医』『芥川症』『いつか、あなたも』『虚栄』『反社会品』『老乱』『テロリストの処方』などがある。新書『大学病院のウラは墓場』『日本人の死に時』『医療幻想 思い込みが患者を殺す』『人間の死に方』など小説外の作品手掛けている。
内容説明
ようこそ、ミステリアスな医療の世界へ。
目次
第1講 実は医学はおもしろい―ウソがいっぱいの医学の不思議
第2講 呼吸器系―息をしすぎて苦しくなる肺の不思議
第3講 消化器系―何でもクソミソにする胃腸の不思議
第4講 循環器系―だれかが動かす心臓の不思議
第5講 神経系―魂は宿っていない脳の不思議
第6講 泌尿器系・生殖器系―医学が下ネタになる不思議
第7講 感覚器系―他人と比べられない感覚の不思議
第8講 内分泌系・リンパ系―ごく微量で効くホルモンの不思議
第9講 皮膚・骨・筋系―骨が入れ替わる不思議
著者等紹介
久坂部羊[クサカベヨウ]
1955年大阪府生まれ。医師、作家。大阪大学医学部卒業。二十代で文芸同人誌「VIKING」に参加。外務省の医務官として九年間海外で勤務した後、高齢者を対象とした在宅訪問診療に従事。2003年『廃用身』で小説家デビュー。以後、現代の医療に問題提起する刺激的な作品を次々に発表。14年『悪医』で第三回日本医療小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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