内容説明
日本の中国研究者が書けないタブーを書く!嘘にまみれた中国の正体を明かしましょう。
目次
第1章 嘘だらけの古代「中国」史
第2章 欧州に翻弄された「清」と抗った「日本」
第3章 動乱大陸「中華民国」
第4章 満洲事変で騙される日本
第5章 お人よしすぎる日本人
第6章 究極の中華皇帝!毛沢東の野望
第7章 中国の悪あがき
終章 アベノミクスと中国崩壊の予兆
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、同大学で日本国憲法を教え現在に至る。日本近現代史の泰斗でもある鳥海靖教授に師事し、同教授の退任に伴って同大学院を退学。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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出世八五郎
47
中国プロパガンダに対抗して、中国共産党に遠慮なくモノが言える日本人中国研究者は数えるほどしかいない。その理由①中国批判は入国禁止。資料も見せてくれない。②戦後中国研究者の大多数が親中派。後輩は先輩の業績を否定するような研究は許されない。③日中共同研究プロジェクトに依存している研究者が多いので、研究資金打ち切りの恐怖に打ち勝てる研究者はごく少数。この③つの理由により本書は例外中の例外との主張。日本の夫婦喧嘩は内で解決するが、中国の其は外で罵り合い第三者に裁定を求める。これが中国の国民性プロパガンダ。お読み♪2014/11/12
Miyoshi Hirotaka
42
朝貢を断った聖徳太子、遣唐使を廃止した菅原道真、元寇に対処した北条時宗のようにわが国は大陸との距離を置いてきた。征服王朝が交代を繰り返すところに深入りするとロクなことはないということを本能的に知っていた。福沢諭吉の脱亜論も歴史の知恵の言換え。にもかかわらず、大正期以降わが国はこの国に深入りし過ぎた。朝鮮併合により日本と日本人の範囲が広がり、国共内戦や軍閥の争いに巻き込まれ、大陸権益への野心をもつ各国と対立した。「日中友好」は幻想でしかない。この国とは距離を置くか、国際社会と連帯して正しく対処するしかない。2015/09/27
北本 亜嵐
21
「4000年の歴史」が売りのこの国。ところが、歴代王朝の盛衰はたいてい同じパターンを繰り返している。(某国の大統領の歴史と一緒)プロパガンダを利用し、あの手この手でやりこめる…厄介極まりない。内容的にはわかりやすく、充分に理解出来ました。2014/10/22
fseigojp
19
なぜ事変と言って戦争を始めたのか、ちょっとわかった リットン勧告が、かなり日本寄りの提案だったとは!2018/03/27
ケイ
18
再読。以前よりも知識を詰めてから読んだためか、理解度が上がった気がします。しかしまあ、厄介な隣国もあったものですね……ここまでハチャメチャだと当時の政策担当者たちに同情したくもなります。石原莞爾について、もっと調べたいと思いました。2016/03/05