• ポイントキャンペーン

扶桑社ミステリー
クトゥルフ神話への招待―遊星からの物体X

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594066475
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

人類の神のイメージとなった“旧支配者”が太古に地球を征服し、それに準ずる神々も存在した。いまは地下や海底や異次元で眠っているかれらは復活のときを狙っている…。極地で見つかった謎の生物との壮絶な戦いを描いて三度も映画化された名作「遊星からの物体X」。映画『エイリアン』『プロメテウス』の原型にあたる「クトゥルフの呼び声」。さらに「恐怖の橋」「呪われた石碑」「魔女の帰還」などラムジー・キャンベルの未訳中短篇五本を収録した、待望のクトゥルフ神話アンソロジー。

著者等紹介

キャンベル,Jr.,J.W.[キャンベル,JR.,J.W.][Campbell,Jr.,John W.]
20世紀前半から中盤にかけて活躍した作家・編集者。代表作は「遊星からの物体X」(別題「影が行く」)

ラヴクラフト,H.P.[ラヴクラフト,H.P.][Lovecraft,H.P.]
20世紀アメリカを代表する幻想作家。代表作は『ラヴクラフト全集』(創元推理文庫)で読める

キャンベル,ラムジー[キャンベル,ラムジー][Campbell,Ramsey]
イギリスの幻想作家。映画化された『無名恐怖』やS.キング絶賛の『母親を喰った人形』などの翻訳がある

増田まもる[マスダマモル]
英米文学翻訳家。宮城県出身

尾之上浩司[オノウエコウジ]
英米文学翻訳家・文芸&メディア評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

53
招待されてみました。恥ずかしながらクトゥルフ神話を意識して読んだのは初めて。今まではクトゥルフ神話に関して何か大きな勘違いをしていたようです。とんでもなく面白いではないですか。得体の知れないモノへの恐怖はゾクゾクします。反省も兼ねてラヴクラフト全集へ突入します。2015/12/06

ntahima

40
『クトゥルフ神話』などはとうに卒業していなければならない年なのだが... H.P.ラグクラフトの聖典を除けばこの神話体系に属する作品は玉石混交と言うよりも多石混玉の状態。作品を単体で評価すれば当たりは余りない。それにも関わらず読み続けるのは神話作品がジグソー・パズルのワンピースに相当するからである。灰色がかった薄汚れた一片も全体像を浮き上がらせる為には重要な働きをする。その中でもJ.W.キャンベルの一連の作品は神話体系に無理に位置づけなくても楽しめる力作揃いだと思う。特に「恐怖の橋」HPL愛に溢れた秀作。2013/09/06

hydrangea

30
既訳のある「遊星からの物体X」とラヴクラフトの「クトゥルフの呼び声」は有名処。「X」のほうはどこまでクトゥルフ関連なのか、編集方針に若干のクエスチョンはありつつも、新訳版でもそれなりに愉しめる作品であることに変わりはありません。本書の一番価値ある部分は、ラムジー・キャンベルの初訳5篇が収録されているところだと思います。と思いつつ個人的に一番面白かったのは「スタンリー・ブルックの遺志」。ブラックユーモア溢れる結末には思わずニヤリとさせられました。そう、スパナの使い途って大事なんですよね...。2014/11/23

miroku

23
遊星からの物体Xがクトゥルフ神話か否かと言う部分には大いに疑問があるが、作品としてはやはり秀逸♪2015/12/17

まえすとろ

19
60年代に栄華を誇った一連のアメリカSFサスペンスホラー映画の原作を集めた短編集。1938年に発表されたJ.WキャンベルJr.著『影が行く』は1951年『遊星よりの物体X』、1982年『遊星からの物体X』、2011年『遊星からの物体X・ファーストコンタクト』として、それぞれ映画化されている名作。1928年発表のH.Pラヴクラフト著『クトゥルフの呼び声』は1979年『エイリアン』、2012年『プロメテウス』それぞれの原案となった有名作品。2012/08/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5236932
  • ご注意事項