扶桑社新書
40歳からの適応力

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594063924
  • NDC分類 796
  • Cコード C0295

内容説明

「不惑」を迎えた名人が著す、生き方処方箋。

目次

1章 「豊富な経験」をどう役立てるか(経験こそが智恵と強い精神力を生む;結果だけにとらわれず、内容を重視する ほか)
2章 「不調の時期」をどう乗り越えるか(時間を有効に使うための、さまざまな方法;「基本」がなぜ、大切なのか ほか)
3章 「独自の発想」をどう活かすか(お酒に頼らず、しっかり眠るために;無理に「プラス思考」を続けない ほか)
4章 「変化の波」にどう対応するか(仕事の軌跡・記録を残すということ;たった1つの“歩”が“勝負”を決める理由 ほか)
5章 「未知の局面」にどう適応するか(自分の個性を発揮する際の問題点;自分なりの美学を持つということ ほか)

著者等紹介

羽生善治[ハブヨシハル]
1970年埼玉県生まれ。棋士。小学6年生で二上達也九段に師事し、奨励会(プロ棋士養成機関)に入会。6級から四段までをわずか3年間で通過。中学3年生で四段。史上3人目の中学生プロ棋士となる。1989年初タイトルとなる竜王位を獲得。1994年九段に昇段。1996年王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせて「七大タイトル」すべを独占し、史上初の七冠王となる。2007年最年少、最速、最高勝率で史上8人目の通算1000勝を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかぴ

36
自分の凝り固まった考え方を自分から壊せる事。若い力を認める事。間違いや失敗を素直に認めること。基本を大事にする事。時に情報を遮断する。自分を見つめる事。50歳を過ぎた羽生善治も勿論応援しております。どうもありがとうございました。2020/10/25

太田青磁

30
いよいよ、現役のプロ棋士にコンピュータが一矢を迎える時代になりました。そんななか四十にして迷わず。なかなかそのような境地に辿り着けるか不安でいっぱいの30代後半。棋士だけでなく、40を目前としたサラリーマンにも思いっきり響きます。小さな違いに気づけるか、直感を振り返り分析して蓄積できるのか。基本の重要性と習うより慣れろ。投了の美学。如何に情報を捨てるか。虚無感と戦うには複数の視点が欠かせない。一区切り立ってからの分析。勝負と美学のせめぎ合い。年齢を八掛けして精神年齢を見極める。2014/11/29

akira

25
図書館本。 羽生先生の本はけっこう読んできているが、今回も多くの発見が多く面白かった。いろんな本での例えも多く読書家だなと(まったく普段は見せないが)天才がトライアンドエラーをくり返していると話してくれると、なんとか自分も踏ん張ろうと思えてくる。 ちょうど新企画のことで半月ほど悩みっぱなしの今だからか、とても腑に落ちた。決められないのは落とし所が難しいから。それでもあらゆることを想定した試考は力にはなっているはず。 「長考しているときのほとんどは考えているのではなく、迷っていることが多いのです」 2017/03/24

Gatsby

23
将棋のことをあまり知らなくても、人生の書として読めると思う。ビジネス書を読みなれていない人には十分実用の本としても読めるだろう。ビジネス書を読みなれた方は、当たり前のことが書かれているように思われるだろうが、棋士の経験から出てきた言葉として読んだ時、成功する人は、いかに深く、広く物事を捉えているか、そしてその経験を適切な言語で表現できるのかということに大いに感心した。私は一度付箋を貼りながら読み、付箋を貼ったところだけ何度か読み返している。40歳代って結構面白いと思う。人によって差は出るだろうけど。2011/04/12

ニゴディー

17
残念ながら「羽生善治という棋士でなければ書けない」といった内容の本ではなかった。 文章は柔らかく誠実な感じは伝わってくるが、それが逆に当たり障りのないのっぺりとした印象にも繋がっている。 焦点が定まっていないような内容で、エッセーとして書いたつもりのものを無理やりビジネス書のような形に持っていったような印象が強かった(これは出版社側の問題だとは思うけど)。 一般論的な内容ではなくもっと著者の思考を掘り下げたようなものの方が良かったのではないかな。 他にそういう著作がないが探したいという気にはなったけど。2020/12/20

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