扶桑社文庫
親日派のための弁明

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594048334
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0195

内容説明

今なお強い反日感情を抱く韓国。その根底には、「日本による統治時代、その圧制によって多くの損害を受けた」という被害者意識がある。その中で2002年、韓国人自身によって、日本統治時代の歴史を積極的に肯定・評価する書籍が刊行され、大きな衝撃を与えた。「日本の統治によって、民衆は初めて文明を経験し、幸福を手に入れた」とするその主張は、韓国政府によって有害図書指定された。日本でも大ベストセラーとなった話題の評論を文庫化。

目次

第1部 夜明けのアジア(私たちはかれらを「チョッパリ」と呼ぶ;「罪」というなら負けたことこそが「罪」である;韓国と中国に日本を非難する資格があるのか ほか)
第2部 相生の歴史(韓日共存の歴史;革命家、金玉均;暗い死の時代 ほか)
第3部 カミカゼの後裔たち(独島(竹島)は日本の領土
対韓請求権と対日請求権
ある留学生のメール ほか)

著者等紹介

金完燮[キムワンソプ]
作家、評論家。1963年、全羅南道光州生まれ。サレジオ高校卒業。高校時代におきた光州民主化運動では市民軍に参加して全羅道庁に篭城、のちに「国家偉功者」として顕彰される。82年、ソウル大学物理学部入学、天文学を専攻。雑誌記者を経て、95年に発表した『娼婦論』(日本文芸社)がベストセラーに。96年より約2年間、オーストラリアに居住。帰国後、『コスタク新聞』を創刊し、編集主幹をつとめる。2002年『親日派のための弁明』(草思社)を発表。韓国で有害図書指定を受け、さまざまな妨害を受ける。日本では一大センセーションを巻き起こし、その後、『日韓大討論』(扶桑社、共著)、『日韓「禁断の歴史」』(小学館)など、日韓の歴史認識を問う刺激的な著作を発表。韓国では閔妃一族による死者に対する名誉毀損裁判で罰金刑に処せられ、激しい言論弾圧にさらされている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

11
10年以上前に話題になった韓国人による日韓近現代史考察。韓国人特有の極端さがあるが概ね共感できる内容。韓国の悲劇は一番大事な時代に高宗という君主を持ったことに尽きる。韓国の視点から日韓近現代史を追うのは新鮮でした。ここまで親日派でなくてもいいので、まともに会話できる人が増えるといいですが、北が崩壊して日本に援助してもらうしかない状況にならないとプライド高き劣等感の民族は変わらないかな。2016/12/06

父帰る

6
韓国人が書いた韓日近代史だ。著者はあくまでも日本の統治のお陰で韓国が近代化したという立場で論を進めていく。日本に合弁を要求した一進会は、韓国では反動勢力と見なされている。兎に角、韓国では、統治時代に日本の貢献などないと主張するだけではなく、寧ろ圧政に依って近代化を送らせたという、とんでもない嘘を教えているらしい。今私は先の大戦で戦死した朝鮮人特攻隊員11人に感謝を申し上げたい。また、靖国神社に祀られている朝鮮出身の日本兵2万人と台湾出身の日本兵2万人の栄誉を称えたい。合掌。2015/07/24

ZEPPELIN

5
以前は反日だったという著者。その反動で、日本賛美が少々強い。いつまで自虐やってるんだと日本に檄を飛ばしつつ、将来的には大東亜連邦を作らねばならぬと、ここら辺は筆も絶好調。祖国に色々と騙されていたという恨みの強さが感じられる。2002年の本でありながら、2014年時点の日本の動きも予測されている。逆に言えば、我が日本はどれだけ行動が遅いのか。しかし、まさか著者も2014年の祖国がお得意の「事大主義!」を突っ走り、中国に取り込まれそうになっているとは想像すら出来なかったでしょう2014/09/22

トンボ玉

4
この本を読んだ時は男性だと思ってましたが、著者の一作目「娼婦論」を見て女性なんだと思った次第。この本は元谷外志雄「報道されない近現代史」を読んで知りました。「なぜ韓国は反日なのか?それをアメリカの意図によって作られた構図ではないのかと。日本には二度と白人社会に歯向かって来られないように歪曲と捏造の歴史教育を画し、韓国では強力な反日教育を行った。この思惑の背後には、有色人種を互いに反目させ、分割して統治するという「ディバイド・アンド・コンカー」の戦略があった〜」云々の指摘は説得力あります。2013/05/20

結城あすか

2
中身は主に韓国側の国内事情から見た日韓併合に至る本当の歴史にょ。日本で日韓併合を扱った本だと何かと一方的に日本側の事情だけ述べられたものが多くて知識が偏ってしまうから、もう一方の韓国側の事情を知るためにはお薦めの本だと思うにょ。2005/11/20

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