扶桑社文庫
日本の失敗と成功

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594041168
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0195

内容説明

1840年のアヘン戦争以来、日本は危機にどう対処してきたのか?戦後日本の光と影を語り、二十一世紀の日本の行方を探る。日本が誇る論客である、岡崎久彦と佐藤誠三郎による、十時間にも及ぶ白熱の討論が、いまここに。いまだかつてないユニークな見地から、日本という国家のかたちを二人が解剖していくその様は、スリリングとさえいえるほどである。

目次

序章 歴史から何を学ぶか
第1章 日本が植民地化を免れ近代化に成功した理由(近代化の特徴と日本の成功理由;日本の対応は中国・朝鮮とどう違っていたか ほか)
第2章 民主化が行き詰まり軍部の政治化を招いた理由(第一次世界大戦後の国際関係の変化;日本の繁栄と孤立 ほか)
第3章 戦後日本の光と影(対日占領政策と戦後改革の評価;吉田政権から五五年体制へ ほか)
終章 二十一世紀・日本の行方

著者等紹介

岡崎久彦[オカザキヒサヒコ]
1930年大連生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し外務省に入省。1955年ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士。在米日本大使館、在大韓民国大使館などを経て、1984年初代情報調査局長に就任する。その後も在サウジアラビア大使、駐イエメン大使を務め、1988年より駐タイ大使。現在は博報堂、千代田化工建設特別顧問。著書に『隣の国で考えたこと』(中央公論社、日本エッセイストクラブ賞)『国家と情報』(文芸春秋、サントリー学芸賞)など

佐藤誠三郎[サトウセイザブロウ]
1932年生まれ。東京大学文学部国史学科、同法学部第三類(政治コース)卒。立教大学法学部助教授、東京大学助教授を経て東京大学教養学部教授、同名誉教授。その後、慶応義塾大学総合政策学部教授、埼玉大学大学院政策科学研究科教授、政策研究大学院大学政策研究科教授を経て、1998年より政策研究大学院大学副学長。この間、日本政治学会理事、財団法人平和安全保障研究所理事、大平内閣政策研究グループ理事、臨時行政改革推進審議会参与、日米諮問委員会(賢人会議)委員、外務省南西アジア・フォーラム座長、防衛戦略研究会議議長などを歴任。1999年11月28日逝去、享年67歳
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感想・レビュー

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shiaruvy

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コメント予定

結城あすか

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黒船来航以来の日本の近代史において、その折々の政治的選択の成功と失敗を詳細に見ていってる本かにょ。個人的には、大正デモクラシーの成立から破綻までを、議会政治の観点からわかりやすく解き明かしてくれているところが興味深かったにょ。2003/12/18

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