内容説明
週刊SPA!にて大好評連載中。ミュージシャン、映画評論家、そして三島賞作家。含羞の天才・中原昌也が久々に贈る映画随想100。
目次
対談(中原昌也×リリー・フランキー;中原昌也×阿部和重;中原昌也×平山夢明;中原昌也×石上三登志)
キンスキー、我が最愛の敵×ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録
ダンサー・イン・ザ・ダーク×Hole
ファイナル・デスティネーション×オーメン2/ダミアン
BROTHER×キング・オブ・ニューヨーク
僕たちのアナ・バナナ×すべてをあなたに
アンブレイカブル×ミステリー・メン
回路×メドューサ・タッチ
ふたりの男とひとりの女×欲望のあいまいな対象
スナッチ×スナッフ
見出された時―「失われた時を求めて」より―×ツィゴイネルワイゼン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
western
8
「原稿を書きたくない」ということについて書くとき(本書の5分の1くらいを占める)、その文章自体が何かひねりを加えたエンターテイメントになっているわけでもなく、どう見ても本当にただの埋め草でしかないのが笑える。それでも凄く面白く、しかも(まともに紹介していない)映画を見たくさえなるのは何故なのか。2019/08/25
かっこう
1
映画評論のようでいて、「書くことがない」とか「金がない」などの文章が並ぶすごい本。映画評論としてはあまり役立たないかもしれないが、なんとなく楽しく読める。2016/07/09
aquirax_k
0
中原さんの本は映画関係だけ読んでいれば良いと思いますよ。
グルーチョ
0
極論・暴言・自己嫌悪にまみれた反映画評。世の中はクソだがそれと同じくらい俺もクソなのだと喝破する。いいとか悪いとかそんなことははっきりいってどうでもいいし、よくわからない。そんな態度は俺にとってリアルであり勇気づけられたりする。そんなに人間はっきり言い切れることなどありはしないのだ!と高らかに、だが誰にも知られることなく叫びたいと思う。2021/05/03
名所旧跡
0
中原昌也の薦める映画は面白い。