三人噺―志ん生・馬生・志ん朝

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594037222
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

長屋暮らし、内識、貧乏、納豆、麦飯。落語の貧乏噺そのままに、激動の時代を生きて抜いた名人一家の長女が語る、泣き笑い幾年月。

目次

第1章 泣き笑い一家の幾年月(なめくじ長屋;おめざ;貧乏 ほか)
第2章 父・志ん生、弟・馬生、志ん朝(役立たず;漬物嫌いの納豆好き;天衣無縫 ほか)
第3章 三人噺(稽古熱心;三人噺;艶聞 ほか)

著者等紹介

美濃部美津子[ミノベミツコ]
1924年1月12日生まれ。名人「五代目・古今亭志ん生」の長女として東京に生まれる。弟は金原亭馬生、古今亭志ん朝。貯金局をへて昭和29年ニッポン放送勤務。父・志ん生、弟・馬生、志ん朝を母りんとともに影で支えつづけた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

45
にわか落語ファンの私には、お婆さんに昔話を聞く気分で読めました。そして、志ん朝の偉大さにもお姉さんの言葉の端々から感じられました。2017/03/21

hitsuji023

3
家族でなければわからない話の数々が興味深い。歳が離れているから時代も生活も違う三人三様の落語家になったのかとも思う。芸人としては名人でも破天荒な父親について、馬生師匠は寅さんに例えてあの家族の気持ちがよく分かると言ったそうで笑った。2018/01/23

kera1019

3
空襲、地震、医者が怖くて逃げ出す志ん生師匠が凄く可愛い。酒と博打で家族の着物はおろか、先輩の羽織まで質に入れて寄席をクビになったり、文楽師匠に娘を里子に出そうとした酷い父親なのに愛されてるのがよく分かります。志ん生師匠の逸話は事欠きませんが、それでも家族の仲良さが滲み出ててホッコリしたな…2014/02/12

きらく

0
古今亭志ん生の娘である美濃部美津子さんから見た、志ん生と馬生、志ん朝、そして母の噺。頭の中で大河ドラマ「いだてん」の風景が浮かぶ。生の落語を見に行きたくなりました。2019/11/10

やわとしょ

0
志ん生のエピソードは他の本でほとんど読んだけど、妹と馬生を連れてチョコレートを買いに行ったなどの“三人噺”もいい。2019/08/31

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