扶桑社文庫
トンデモ創世記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594036232
  • NDC分類 049
  • Cコード C0195

内容説明

「オタク文化を創り出したのは我々だ」と自負する唐沢俊一、志水一夫両氏による、オタク文化を源流から遡る壮大な対談がついに実現。今まであまり語られることのなかった、オタク黎明期における貴重な証言が、そして発展期における意外な事実が、次から次へと二人の口から今明かされる。

目次

第1章 本物のオタクを教えてあげよう(同じ映画を見ていた;やめてよかった『スター・ウォーズ』のファンクラブ;林寛子のおっかけ;寝息だけでオナニーできるほど、かわいいんですよ ほか)
第2章 「と学会」とは何かを教えてあげよう(「トンデモ本」大賞はこうして生まれた;高木彬光の『宇宙戦争』;超科学専門誌『ムー』の誕生;我々が「笑い」という特効薬を提供した ほか)
第3章 21世紀はオタクの時代か?

著者等紹介

唐沢俊一[カラサワシュンイチ]
1958年、札幌生まれ。古書マニアが高じてB級古本評論家となる。そこから派生して現在は大衆文化一般を幅広く評論。ライブ、TV出演等も多い。と学会運営委員。岡田斗司夫、眠田直両氏とオタク・アミーゴスを結成し、イベントも多数

志水一夫[シミズカズオ]
1954年、東京都新宿区生まれ。作家・科学解説家。日本では珍しく、『科学朝日』などの一般科学誌と、『ムー』などのいわゆるオカルト誌の双方で活躍。その一方、アイドルやアニメへの造詣も深く、「自由主義史観からセーラームーンまで、脅威の守備範囲を誇るイージス艦作家」と言われる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

35
志水一夫さんが亡くなって8年。この本は「オタク文化」を創世したと豪語する二人の、超おもしろい楽屋話。アニメ・特撮・超常現象など、どのページもおそろしくオタク度濃厚で、一気に読み終わった。最近は「と学会」の本が出ていないのが、ちょっぴり淋しい。ありとあらゆるネタを紹介し尽くしてしまったんだろうかなぁ。しかし世の中にオタクのネタは尽きまじ。と信じています。2017/05/16

bluemint

6
サブカルの一方の黎明期を、今では大家となった二人が語り明かす。ネットの初期からの人でもあるので、論争も炎上も(ネットバトルだってさ)経験済み。そこで、挑発ってのは何か返ってくるのを期待しているわけで、返るどころかダイレクトに怒ってくる人が多い、とか、字は読めるが文章が読めない人が多い、読解力の無さというよりそもそも文に裏表があるなんてことを理解できない人たちだ、などの焦燥感が伝わってくる。2021/01/20

Gen Kato

2
「識字率は高いけど、識文率は低い」「(2ちゃんねるは)人を糾弾するにも、やはりモラルの背骨が必要」「UFOがなぜ見えるか、じゃなくて、見えちゃうのが人間なんだ」など、第三章のやりとりに共感度が高かったです。2013/09/30

結城あすか

1
てっきり聖書の創世記の記述がトンデモだとか、創世記に関したトンデモ本についての記事でも書いてある本かと思ったんだけど……中身を読んだら、ただの自分たちの昔話にょ。なんか昔のマニーな話を書き綴って、これがオタクの始まりだとばかりに自慢げに言い触らしてるだけにょ。2004/06/25

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