扶桑社ミステリー<br> 幻想の犬たち

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扶桑社ミステリー
幻想の犬たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 516p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594028152
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

犬は、長い年月にわたってわれわれのそばに仕え、時に人間同士以上に人の心を理解して信頼と友情を築きあう、人類の真の友であった。そんな犬をテーマに書かれた膨大な幻想小説のなかから、現代を代表する名作16編を厳選し、この1冊に結集。人間との間に驚くべき絆を結んだ犬、荒廃した破滅後の地球を仲間とともに生き抜く犬、前人未到の宇宙へ飛び出した犬等々、想像力豊かに紡ぎだされる、幻想に満ちた犬たちの世界。大好評『魔法の猫』『不思議な猫たち』の編者が贈る、犬アンソロジーの決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

74
『少年と犬』(ハーラン・エリスン)は先日読んだ短編集『世界の中心で愛を叫んだけもの』で読んだもの。やはり名作で、本書の16作品中でもベストであった。他に気に入ったのは『私刑宣告 』(デーモン・ナイト)、『銀の犬』(ケイト・ウィルヘルム)、『悪魔の恋人』(M.サージェント・マッケイ)、『一芸の犬』(ブルース・ボストン)といったところ。個人的には犬の物語に心温まるものを期待していたので少々期待はずれ。そうはいっても犬と人との関係は作家の創作意欲を一際かき立てるようで、それぞれキラリと光る短篇ぞろいでした。 2021/06/02

くさてる

21
犬がテーマのSF、ホラー、ファンタジー短篇アンソロジー。犬好きには辛い話もありますのでご注意。個人的には、ファンタジィとSFの融合した雰囲気が美しい、サージェント・マッケイ「悪魔の恋人」、ランダムに配置される記憶のなかでの犬との思い出が不思議な時間SFとなるマイクル・ビショップ「ぼくと犬の物語」、短いけれど切れ味のあるブルース・ボストン「一芸の犬」、既読だけど、やはり名作のハーラン・エリスン「少年と犬」が良かったです。2016/01/13

ALBA

3
短編集読んだのひさしぶり。やっぱりちょっと手ごたえに欠ける感じはあるかな。ここに登場するワンコは普段見ているワンコとはかなり異質なものが多いですが、人と話が出来るワンコが多く書かれているのは、やっぱりみんな話してみたいんだなと思います。ウチのコがもし喋ったとしたら、エリスンの「少年と犬」のブラッドみたいに生意気な口ききそうだな~(^^;2012/09/07

Arte

2
とてもよいアンソロジーですな。『ニューヨーク、犬残酷物語』はちょっと可哀想すぎるけど。ベストはクリストファー『同類たち』とマッケイ『悪魔の恋人』。あとシマックが懐かしかった。 2003/06/02

inugamix

2
[購入本] マッケイ「悪魔の恋人」がやや知的なイヌ科動物の内面を活写して面白かった(が、この作者の唯一の作品らしい)。エリスンの「少年と犬」は最高にイキがいい。

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