扶桑社ミステリー<br> 狩りのとき〈上〉

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扶桑社ミステリー
狩りのとき〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594027735
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1971年ワシントンDC。二十二歳になる海兵隊所属ダニー・フェンはかの地ヴェトナムでの軍務をはたし本国へ帰還、退役まで一年余りとなっていた。その彼に海軍情報部の人間が接触して来た。ダニーと同じ隊に所属する一等兵の行動を監察し報告せよと言うのだ。彼は反戦活動家に情報を流していると言う。拒否すればヴェトナム送りだと脅されダニーはしぶしぶ従うが、証言を求められると決然とそれを拒否した。再びヴェトナムに赴いたダニーは狙撃ティームに編入されその上官が練達のスナイパー、ボブ・スワガーだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

42
★★★★★ 再読。反戦活動家を標的にしたスパイ捜査を拒否したフェンは地獄のベトナム送りにされてしまう。そこで伝説のスナイパー、スワガーとチームを組むが大攻勢を掛けようとするベトナム軍が迫っていた…。 100P以上に渡るスワガーチームとベトナム軍の絶望的な闘いに血が滾ること必至!雨と恐怖に震え、狩り狩られ、血を流し、撃つ撃つ走る!戦争の恐ろしさや一部役人の卑劣さに震撼します。フェンが高潔であればあるほど悲劇が予感されて胸が痛む。「おまえはいいやつだ。もとの世界へ、あのきれいな女性のもとへ、帰るんだぞ」2019/07/02

30
ベトナム戦争って、もっと知っててもおかしくないのに。ダニーがどうなるのかは、読んだ作品に描かれているので、読み進めるのがツライです。戦争ヤです。2021/07/24

いおむ

28
面白い。舞台がベトナムにうつってからの展開は特に!もう一冊続きがある幸せ!2023/03/26

reo

24
海兵隊所属ダニ―・フェン兵長はアンホワ周辺の作戦行動に従事していた。そこで7ヶ月過ごしたのち胸を撃たれ6ヶ月の入院を余儀なくされ、ワシントンDCに戻っていた。その頃のDCは若者の反戦運動に揺れ動いており、ダニーは部下のエドガー・クローが反戦運動に加担したとのでっち上げ情報の証言を求められ、断ればベトナムに再送致になることが承知の上、証言を断る。再度戦地ベトナムに渡ったダニーはボブ・スガワ―と出逢う。ベトナム戦争での銃撃戦は迫力満点!そしてロシアの狙撃手が狙ったものは…。プロローグの狙撃へと続く。下巻へ。2019/12/02

MJ

21
なんと!主人公ボブがいきなり狙撃される衝撃のシーンから始まる本作。しかも、妻ジュリィや娘ニッキの眼の前で‼︎映画のような始まり方に、全編クライマックスの予感。早く読み終えてはもったいないのでゆっくり味わいながら読みたいが、あまりに面白くて、ゆっくり読めない問題、発生中!2020/06/21

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