扶桑社ミステリー<br> トランク・ミュージック〈上〉

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扶桑社ミステリー
トランク・ミュージック〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594025137
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ハリー・ボッシュが帰ってきた!ハリウッド・ボウルを真下に望む崖下の空き地に停められたロールスロイスのトランクに、男の射殺死体があった。「トランク・ミュージック」と呼ばれる、マフィアの手口だ。男の名はアントニー・N・アリーソ、映画のプロデューサーだ。どうやら、彼は犯罪組織の金を「洗濯する」仕事に関わっていたらしい。ボッシュは被害者が生前最後に訪れたラスヴェガスに飛ぶ。そこで彼が出会ったのは、あの『ナイトホークス』で別れた運命の女性、エレノア・ウィッシュだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

357
【原書】この辺までが上巻かな、というところで。読み始めてすぐに、絶対にボッシュはアリーソの未亡人と恋仲になるぞ!に3000点かけてたんだけど、まさかの展開(笑)今のところ殺人はひとつしか起きてない、比較的地味な展開。ベガスには数度訪れたことがあり、ストリップやダウンタウンなど(当時の)土地勘あるので、入り込みやすかった。一気に後半へ。実際に読んでいるのは:https://bookmeter.com/books/132596992018/11/04

ケイ

149
ボッシュシリーズ⑤書き出しの一ページ目から、コナリーの書き方が冴え渡ってる。こういう風にボッシュの刑事課への復帰を書いてしまえるんだなあ。それを楽しめるのも刊行順に読む醍醐味。と言っても最新作を読むために旧作を順に読み直しているわけだが、再読ならではの気づき、特にライダーについては仄めかしがこの頃から確かに頻繁にある事に気付く。そして、再読に十分にたえるミステリというのが本当に素晴らしい。2018/01/31

Tetchy

118
時はまだ野茂がドジャースで現役で投げていた時代。映画産業、カジノと復帰したボッシュが手掛ける事件は実に派手派手しい。新しい上司が組んだ新しい制度、そして加わった新しい部下。昏い過去に根差された刑事という生き方といったような重々しさから解放された軽みというか明るみを感じさせる。それは理解者を得たこと、そして仲間が出来たことに起因しているに違いない。自分自身の過去と因縁を前作で振り払ったボッシュの、シリーズの新展開に相応しい幕開けだ。しかし全てが新しいわけではない。ボッシュの前に苦い過去が現れるからだ。2018/01/25

ゆいまある

88
上下合本の半分ぐらい読んだ。今回はなんとボッシュに上司がいて、なんと部下も二人いる(絡みは少ない)。LAでロールスロイスのトランクの中から死体。被害者は映画作ってると見せかけてベガスで裏稼業があった。LAとベガスを行ったり来たり。ばったり元カノに出くわすボッシュ。誰だっけこの人。全然覚えてない。元カノに甘すぎボッシュ。ちゃんと捜査しろ。キャラ読みする私に主人公一人がかっこいいこのシリーズ向いてないのかもと思いつつ、いつも後半は面白いよなと言い聞かせて続く。ここまでは結構読みづらい。2021/09/26

harass

75
映画プロデューサー射殺事件を担当するボッシュは、被害者の足取りを追ってロサンゼルスに。ヒット作が皆無なのに裕福な生活を送っていた被害者とつながる組織と、内部監査部の影。ボッシュは用心棒の男を逮捕するのだが…… また、シリーズ第一作のエレノアと再会するが…… 上巻が終わり、下巻に。人物状況配置と伏線が張り巡らせるのに感心するが少し大人しく感じる。波乱の下巻を期待。2020/12/27

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