扶桑社ミステリー<br> ウーザック沼の死体

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扶桑社ミステリー
ウーザック沼の死体

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784594004620
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

2月2日は、グラウンドホッグデー。ここマサチューセッツ州のバラクラヴァ農業大学では、ウーザック沼の土手に住む冬眠中のグラウンドホッグ(リス科の動物)をたたき起こして、春の到来をうらなう真冬のお祭りの騒ぎの一日だ。しかしこの日、沼の土手に集まった野次馬とシャンディ教授がみたものは―なんとウーザック沼の氷の間に浮かぶ水死体だった。これだけでも大事件なのに、時を同じくして、大学創立者の家系につらなるバギンズ家の末裔、トレヴェリアンとベアトリスの老夫妻がこれまた死体で発見される。病死かと思われたが、じつは四塩化炭素による毒殺らしい。時らぬ事件の連続に乗り出すのはバラクラヴァ農業大学のピーター・シャンディ教授。アマチュア名探偵の推理が冴える会心のユーモア・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

74
【シャンディ教授シリーズ】第6弾。春の到来を祝う祭に、ウーザック沼に集まったシャンディ教授と町の一行は、沼に浮かぶ死体を発見する。どうやら、バギンズ一族の双子のどちらかと思われたが、遺体の身元を確認出来そうな老夫婦は、殺害されてしまう。警察署署長のオッターモールとシャンディは、大学の創設者バラクラヴァ・バギンズに連なる家系図を基に捜査を開始する。どうにも人物の特定が難しい作品で、最後までごちゃごちゃになっている上、翻訳者が代わると、こうまでキャラが違って見えるとは思わなかった。推理が出来るとは言えない。2022/03/08

しましまこ

17
出版社と訳者が違って、読みにくい~。シャンディ教授柄悪くなってるよ。めんどくさいバギンス一族!ウッドチャックには迷惑な祭りと学生達の心根のトコまでは良かったんだが。2018/09/15

はんみみ

14
今までのシリーズで出てきたそれなりに気になるキャラ達が次々に疑われる巻。一時の気の迷いとはいえ、ローマックス夫人まで疑うなんて!ヘレンまで巻き込まれて忙がしい為に夫婦間がぎすぎすしてるせいか、人間関係がややこしいからか、訳が違うからか、初読なせいか気楽にコージー気分で読めなかった。図書館館長の人となりや、元船長のその後なんか知れたのは嬉しい。2016/01/14

本木英朗

13
アメリカの女流作家の一人、シャーロット・マクラウドのユーモア・ミステリがこれである。といっても、俺にとっては2002年に一度買って読んだだけで、今回が2回目なんだけど、どうやら半分くらいしか読めなかったよ、うん。時ならぬ事件の捜査に乗り込むアマチュア探偵シャンディ教授の推理が冴えわかる、と書いているが、もう俺には半分以上は見ていただけだった。うーん、また10年以内にまた読もう。2019/07/25

むらさきめがね

11
わざと読者を煙に巻こうとしているとしか思えない複雑怪奇なバキンズ一族の事件。警察の予算がなかなか上がらないのは、大学の有能すぎる自警能力のせいなんだろうな。2015/12/13

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