内容説明
孤児となったイギリスの少年ジェスティンは、ヴァイキングにさらわれ、奴隷として売られた。ある事件をきっかけに、自分の主人と兄弟の誓いをする。そのことからジェスティンは、ヴァイキング同士のすさまじい復讐の戦いに巻きこまれてしまうことになった。アイルランド、ユトランド半島、ロシア、黒海、そしてビザンティン帝国の都コンスタンティノープルへとつづく、思いもかけない冒険の旅がはじまったのだ…。十世紀のヨーロッパを舞台に、自分と自分の居場所を求めて悩む若者の成長を描く、サトクリフの歴史ファンタジー。
著者等紹介
サトクリフ,ローズマリー[サトクリフ,ローズマリー][Sutcliff,Rosemary]
1920~92。イギリスの児童文学者、小説家。幼いときにスティルス氏病がもとで歩行が不自由になり、その障害と闘いながら、数多くの作品を書いた。『第九軍団のワシ』、『銀の枝』、『ともしびをかかげて』(59年カーネギー賞受賞)のローマン・ブリテン三部作で、歴史小説家としての地位を確立
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。法政大学英文学専攻博士課程修了。法政大学教授。翻訳家
久慈美貴[クジミキ]
岩手県生まれ。法政大学英文学専攻博士課程修了。大学非常勤講師。翻訳家
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