内容説明
小さなハティーは浜辺をさんぽするのが大すきでした。よせてはかえす波の音をききながら、ハティーは心に強くきめていることがありました。6歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
75
バーバラ・クーニーさんの母親が子どもだった頃のお話。小さい時から絵を描くのが好きで、画家になったハティー。家族の記録をこんな絵本で残せるなんてステキなことだと思います。副題『ブルックリン物語』。麦わら帽子に白いドレスを着て海辺を歩く少女の絵が美しい。1991年8月初版。2015/08/23
とよぽん
54
バーバラ・クーニーのお母さんが子どもだった頃の話。ドイツ系移民の華麗なる一族。アメリカで事業を起こし、成功した。使用人を雇い、広大な屋敷、別荘を持つ。そんな家柄のお嬢様でありながら、姉や兄とは違う生き方を選び画家になることを目指したハティー・・・。絵が、やはり美しく、素敵だった。2021/12/15
Natsuki
47
作者であるクーニーの母親をモデルにした作品。てっきり自伝的お話かと思っていたら、お母さんのお話だったんですね(*´∀`)浜辺を散歩するのが大好きなハティーが、小さな頃から心に強く決めていた夢を、守り育てていくお話。私の場合、子供の頃に想い描いた夢はコロコロ変わって数知れず。一つの夢を持ち続け実現するハティーは、そんな私にはとても眩しく映る(*´ー`*)そして私の好きなクーニーの緑が映える海がまた美しい☆建物や室内の調度品に至るまで、実に細やかに描かれています♪2015/06/19
クリママ
33
古き良きアメリカの裕福な家庭の子女の物語。表紙からは想像するのが難しい、家庭での生活の様子や出来事が、透明感のある絵で描かれる。素敵な絵。小さいころ読んだ「小公女」や「秘密の花園」を思い出す。女の子の成長がまぶしい。2018/07/25
ちえ
32
バーバラ・クーニーが自分の母親の子供時代を描いた絵本。クーニーの母親も画家だったたのですね。一つ二つ前の時代、自由で伸び伸びとしていたアメリカの雰囲気、クーニーの母親への思いが伝わります。絵も勿論素晴らしい。多くの人に読んでほしい一冊。2019/04/29