ハーメルンの笛ふき

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  • サイズ A4変判/ページ数 33p/高さ 31X22cm
  • 商品コード 9784593502349
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

世界中で親しまれているハーメルンの笛吹きおとこのお話を中世の雰囲気をそのままに表しました。「ほんとうは何がおこったのか?」という文章で、この伝説を歴史や風土にあわせて語っていきます。

6歳から

内容説明

1284年6月26日ハーメルンで130人の子どもが、きゅうに消えてしまった。グリム童話などでよく知られている「ハーメルンの笛ふき男」伝説が、ル・カインの絵で中世の香り高い絵本になりました。巻末に、「ほんとうはなにがおこったのか」というコリン夫妻の文章もついています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

134
サラ&ステファン・コリン夫妻の文、絵はエロール・ル・カイン。タテ30cm,ヨコ22cmの大判本。著者の解説にもあるように、このお話は1284年6月26日(すごく具体的だ)に、ハメルンの街で実際に起こったこととして伝えられている。誰もが知っているお話しだし、ここでもことさらな改変は加えられることなく淡々と事実(?)だけが語られる。絵は、ハメルンの街の印象とは少し違うようにも思うのだが、むしろ物語の中の幻想の街として描かれたのであったのかもしれない。また、今回は構図にあれこれと工夫が凝らされているのが特徴か。2013/12/17

KAZOO

128
エロール・ル・カインの絵本です。なんか異国情緒豊かな感じの絵です。中世ドイツの伝説が主体となっていますがル・カインが面白く描いてくれています。私も昔この都市は尋ねたことがあるのですが、小さな町であったことだけは覚えています。2017/08/15

藤月はな(灯れ松明の火)

76
繊細かつ耽美な筆で魅せるエルーロ・ル・カイン氏が描く世にも奇妙な事件。ハーメルンの鼠騒動で誰かに責任を求めたがったという語りに人は変わらないのだなと思う。そして笛吹き男さんは5万ギルダーではなく、千ギルダーと言ったのに払うのを渋った町長も、熱さを過ぎれば喉元忘れるな、ハーメルンの町民達も愚かだ。しかし、その愚かさには恐ろしい罰が下されてしまった。この絵本で一番、怖かったのは消えていった子供たちが夢のような国で遊んでいる絵だ。解説まで読むとその裏側にもっと残酷な事実があったのではないかと思ってしまうから。2020/12/26

☆よいこ

70
絵本。ハーメルンの町はネズミの被害で大変なことになっている。そこに「まだら服の笛ふき男」と呼ばれる男が現れてネズミを始末してくれる。しかし町長は謝礼金をしぶる。町の人たちも町長の見方をして笛ふき男をバカにした。着替えて戻ってきた笛ふき男に連れられて、町の子どもたちはどこかに消えてしまった。1284年6月26日の出来事▽読み聞かせ、約21分ほど。2020/02/12

♪みどりpiyopiyo♪

63
ハーメルンの町は、ちっちゃいけれど、きれいな町でした… ■グリム兄弟のお馴染みのお話を読みました。子供の頃 不思議な気持ちで聞いたお話は、実際にあった出来事が元になった伝説だったのですね。■1284年6月26日ハーメルンで130人の子供が急にに消えてしまったそうです。伝説や解釈は幾つかある様ですが、この本の文はグリム版を現代的にした感じ。ル・カインの絵は 中世の香り高く、昔話の仄暗さも感じさせて。■難読漢字にルビ付。巻末に「ほんとうはなにがおこったのか」というコリン夫妻の文章もついています。(1988年)2018/11/09

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