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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
55
ヤバい、これは・・・追いかけないわけにはいかない!ある朝、猫耳になっちゃった女の子がお祖母ちゃんのアドバイスから高尾山に居るという天狗に願掛けに行くところから始まる鉄道旅。知らなかったよ、京央電鉄が民家を削りながら走ってるなんて!東弐鉄道たまのゐ駅があんなに淫靡なエリアだったなんて!鯨急鉄道が瑠璃江(ルルイエ)まで繋がってたなんて!いや~京急もとい鯨急の終点じゃ魚顔になっちゃうんだね!こりゃクセになるわ~。でも自分はきっと生還できないだろうなぁ。2021/07/20
ハイカラ
25
カオスな漫画。猫耳少女が電車で旅をするという話だが、内容は摩訶不思議の一言に尽き、何となく内田百閒や森見登美彦の小説を彷彿とさせる。大変面白かった。2014/07/11
JACK
19
◎ 不思議な世界観を持つ鉄道マンガ。ある朝、起きたら頭に猫耳が生えていた少女ミナ。祖母は高尾山の天狗の仕業かもしれないからお祓いをした方が良いという。高尾山へ向かう電車の駅には猫耳用の自動改札があり、猫耳料金がある。猫耳は当たり前に存在する世界なのだ。そんな世界でミナは様々な電車に乗って旅をする。キセル乗車の客を殺す車掌、妖怪らしきモノたち、迷宮の様な街など、奇妙で不気味な世界が広がります。実在する路線と架空の世界が混ざっていて面白い。ジブリアニメの「千と千尋の神隠し」をダークに味付けしたような感じかな。2018/11/12
いっちゃんず
18
3巻を購入したので再読。ねこみみ少女と鉄道で行く異世界。どの話も、現実から少しだけズレた世界から、幻想としか言えない場所への旅。分裂質で独特な絵と物語。自分にとっては、体調が良い時にしか読めない作品。2018/02/03
しき
15
猫耳少女が幻想化された鉄道を旅する。「家の近くを走る→民家を削りながら走る」「JRと競争→JRをドリルで攻撃」などの戯画化に加え、千と千尋っぽい街が異国感と共に郷愁を呼び起こす。ありえない設定なのに「鉄道の原型はこうだったのかもしれない」と感じさせる、不思議な漫画だ。読んでいると、電車に乗った時にふと感じる疑問や違和感に、答えを見つけてもらった気分になる。例えば、車掌の変な声のアナウンスに「人と魚の両方にわかるように喋ってるんだ」と思う場面。なるほど、水の生き物にはくぐもった声の方が伝わるのか、と納得。2018/05/21