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出版社内容情報
「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。ある日クラスメイトと肝だめしに参加することになったが、舞台である旧校舎に危惧していた妖の気配が! 夏目は女の子に化けたニャンコ先生と共に正体を暴こうとするが…!? 2006年8月刊。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
288
1巻は作品の魅力がよくわからなかったけれど、2巻に入ってからはかなり面白い。画面も見易くなってきたし、内容が整理されていると素直に情動にくる。エピソード一つ一つはあっさりしているのに何か心に引っ掛かるものが残っていく。孤独感と切なさ、暖かみが入り混じって程よく気持ちが上下する。この現実からほんのちょっと浮遊する読後感は気持ちが良い。2015/10/01
kanon
82
「あいかわらずの妖が見える日々。けれど僕も皆と同じ人の心は今日も見えない。いつか見てやるぞと目を凝らす日々。」この言葉で、この作品への評価が定まりました。もう、大好き!夏目の頑張りとか、妖怪の気持ちとか、近くにいる人の優しさとか、そういうものをすべてひっくるめてこの言葉を放った気がする。凄い秀逸だなあ。夏目が妖怪を見ることが出来る事について、周りの人は普通、嘘つき!とか思うんだろう結局。現実にあったとして絶対そう思う。でもそこも認めて、接してくれる人がいるなら、大切にしたいよなあ。それが今夏目のいる場所。2012/02/26
匠
81
おそらく似たような境遇のはずの祓い屋兼俳優の名取との出会いは、運命としか言いようがない気がする。彼に出会ったことで夏目君が救われた部分は大きいのじゃないだろうか。もちろん、不安も含んではいるのだけれど、それでも・・自分だけじゃないんだって思えることは、すごく重要だったと思う。そしてまた、妖怪達の中でひときわ魅力を放っているのが三篠とヒノエ、それから柊。日本人らしい信頼関係と礼儀が彼らにはずっと息づいているのだなと、なんだか感慨深い想いがした。2013/02/25
まりもん
75
6話の呪いを受けてしまいニャンコ先生までが小さくなってしまったのには驚いた。ちょっと完全無欠をイメージしてしまっていたニャンコ先生が可愛い姿に。三篠を呼び出して助けを求めたら呪い専門の妖を紹介された。そこで呪いを放った奴との戦いに勝つのだが、実はこれ件は三篠が仕掛けた罠だった。友人帳を持ってよい人物かどうかを試したのだ。相応しくないが面白いという理由で名前を預けたまま立ち去った三篠。 7話では裏の仕事で退魔師をしている名取に出会う。夏目を利用して妖を祓おうとする。彼は妖を憎んでいるようだ2012/03/22
wata
62
妖怪も悪い奴ばかりではない。ミーハーなカッパや律儀な妖怪。結局、夏目の優しさに触れて妖怪の仲間が増えていく?!2017/06/18