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出版社内容情報
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』本編では拾いきれなかったエピソードを様々な角度から描くスピンオフ、開幕。
太平洋戦争末期のペリリュー島。
そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。
そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。
この南の島で起こった戦争とは何だったのか――。
前線で戦った兵士、祖国で待つ家族、この島で暮らしていた人々、ひとりひとりの人生に何を残したのか。
戦争の時代に生きた人々の日常、まだ描かれていない真実の記録。
★収録
・田丸と離れ、片倉と行動を共にしていた頃の吉敷の葛藤――「片倉分隊の吉敷」
・ペリリュー島の戦いを米兵の目線から描く――「Dデイ(攻撃開始日)」
・戦後、日本へと戻った田丸の結婚までの物語――「田丸と光子」
・島で暮らしていたマリヤの元へやってきた戦争とは――「ペリリュー島のマリヤ」
巻末には豪華ゲストによる解説も収録!!
2022年7月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
73
日本兵、米兵、ペリリュー島民の視点から描く戦争。どの立場の人たちから見ても戦争は残酷で恐ろしく、皆傷ついている。皆祖国を守りたい、大切な人を守りたい一心なのは同じ。吉敷くんにまた会えたのは嬉しい。田丸くんの戦後の話はホッとします。2022/08/08
こも 零細企業営業
35
あの子供達を保護したのが彼女だったのか、、2022/07/30
venturingbeyond
34
本編のスピンオフ第1弾。本編では、日本軍の悲惨さと狂気を中心に話が進んでいったが、こちらでは同じ戦場を経験したアメリカ軍の一兵士と戦地となったペリリュー島民の視点から、戦争の不条理・理不尽さを描き出す。当たり前の話だが、敗戦国の将兵だけが塗炭の苦しみを経験したのではなく、戦勝国の将兵も数多く命を落とし、戦地に元々住んでいた交戦国ではない国・地域の市民も、その生活を大きく狂わされたのが戦争であるということを再確認させられる。巻末の石井光太の解説にある通り、広く読まれるべきシリーズです。2022/08/14
かおりんご
31
漫画。本編は完結しているけれど、それの裏話的な話。吉敷くん、アメリカ兵、ペリリューの島民の視点で、それぞれの戦争を描く。戦争は優しい人を鬼にしてしまう。人間が一番恐ろしい。2022/08/03
本木英朗
24
『ペリリュー 外伝』1巻である。おお、なるほどね、 そう来たか! 日本もアメリカもペリリューも、みんなそれぞれだということか。とにかく読もう、それしかないってば!! もう一度、ペリリュー本伝も読もうっと!2022/08/31