花とゆめコミックス 綿の国星 〈１〉

大島弓子

白泉社（1978/05発売）

• サイズ コミック判
• 商品コード 9784592112518
• Cコード C0279

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うめ]

柔らかな絵柄と、哲学的で繊細な心情表現。SFと思いきや人間ドラマだった同時収録作も面白く読んだ。擬人化猫ちゃんよりも、お母さんが好きだった。優しい。

2018/03/27

[ミツツ]

実家で発掘の懐かしシリーズ「夏のおわりのト短調」収録。夜逃げした飼主に置き去りにされたチビ猫が須和野時夫に助けられる。旅に出ようとしたチビ猫は猫アレルギーのお母さんに抱きしめられ留まることを決める。

2014/09/10

[チェリ]

私も2匹を子猫時代から育てているので、この作品を読むと切なく、一層2匹が愛おしくなった。続きも読みたい。

2013/12/01

[電子]

表題作の綿の国星と、短編「夏のおわりのト短調」を収録。短編では、受験を控えた少女が親戚のもとに泊まり、昔から憧れていた誰もがうらやむ洋館の家族の世話になるが…というストーリー。40年近く前に今作が発表されてから、現在でも何も変わらず人を悩ませ続ける、〝他人からの評価〟〝与えられた幸福〟を守るために本来の自分や幸福を見失うという問題。重くなりがちなそれらを、かわいらしい絵柄と詩的な文体で、さらっと読ませてくれるところに大島先生の素晴らしさを感じます。

2016/06/04

[nowhereman]

色褪せない名作

2017/11/12