エヴァーグリーン・ゲーム―evergreen game

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エヴァーグリーン・ゲーム―evergreen game

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  • サイズ 46判/ページ数 364p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591179437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【選考委員、絶賛の嵐! 第12回ポプラ社小説新人賞受賞作!!】
世界有数の頭脳スポーツであるチェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たち。
64マスの盤上で、命を懸けた闘いが繰り広げられる――!

「勝つために治せよ、絶対に」
小学生の透は、難病で入院生活を送っており、行きたかった遠足はもちろん、学校にも行けず癇癪を起してしまう。そんなとき、小児病棟でチェスに没頭する輝と出会う――。
<年齢より才能より、大事なものがある。もうわかってるだろ?>
チェス部の実力者である高校生の晴紀だが、マイナー競技ゆえにプロを目指すかどうか悩んでいた。ある日、部長のルイに誘われた合コンで、昔好きだった女の子と再会し……?
「人生を賭けて、ママに復讐してやろう。」
全盲の少女・冴理は、母からピアノのレッスンを強要される日々。しかし盲学校の保健室の先生に偶然すすめられたチェスにハマってしまい――。
「俺はただ、チェスを指すこの一瞬のために、生きている。」
天涯孤独の釣崎は、少年院を出たのち単身アメリカへわたる。マフィアのドンとチェスの勝負することになり……!?

そして、彼らは己の全てをかけて、チェスプレイヤー日本一を決めるチェスワングランプリに挑むことに。
チェスと人生がドラマティックに交錯する、熱い感動のエンターテイメント作!

内容説明

世界有数の頭脳スポーツでありながら日本ではまだ競技人口の少ないチェス。その魅力にとりつかれた、4人の若者たち。彼らは、己のすべてをかけて盤上の戦いに挑む。命懸けの勝負の行方は―!?

著者等紹介

石井仁蔵[イシイジンゾウ]
1984年生まれ、新潟県出身。東京大学文学部卒業。『エヴァーグリーン・ゲーム』にて第12回ポプラ社小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

97
胸アツ、またまた次作が楽しみな作家さんの登場。小児病棟で出会ったチェス、始まりは小学生3人だった。進学高校のチェス部、全盲の少女、道を外した少年院出の未成年。4人の若者は少し特異過ぎる設定かと思うが、チェスを通して出会い、人生を進む姿には勢いがある。試合の場面ではハラハラし、悔し涙には思わず拭いてあげたくなった。そしてそれぞれの思惑を持ちながら迎える後半の大試合、命をかけての戦いの迫力。人生で、若いうちにこんな経験をできる彼らは幸せだ。 【第12回ポプラ社小説新人賞】2024/01/07

美紀ちゃん

90
望木透→全身型特発性神経不全症。チェスの定跡の名前がかっこいい!カタカナで長い。アニメの必殺技のよう。エヴァーグリーンゲーム→名局。アンデルセンとデューフレンの150年以上も前の対局。ずっと色あせないという意味。樽山晴紀→進学校のチェス部。彼が釣先にチェスの存在を教える。多川冴理→生まれつき目が見えない。チェスの競技人口が少ない。女性は特に。視覚障害者用のチェスは差し込むタイプ。毒親なんだと思う。 釣先信生→マフィア。アメリカで修行。チェスの大会。賞金は一億円。命を賭けた戦いの迫力がすごい。圧巻。激アツ!2023/12/04

aki☆

87
チェスに魅入られた若者達の熱い物語。とても良かった!青春小説のイメージよりかなりシリアス。重い病気の少年や全盲の少女や、施設と少年院を行き来する非行少年がチェスと出会い生き方を変えていく。学ぶ楽しさや勝つ喜びが生きる意味になる。魅入られる、夢中になる、そんな言葉では足りない熱意に圧倒された。命を削ってでも勝負に臨みたい、それくらいの情熱と覚悟を持った人達の闘いだから、どの大会の勝敗も予想出来ない面白さがあった。最後の大会での激闘もその結果も、その後の結末にも胸が熱くなった。2024/03/12

きむこ

78
えっこれがデビュー作?とびっくりのクオリティ。世界有数の頭脳スポーツと呼ばれるチェス。病気やハンデなど、それぞれの事情をかかえたチェスプレイヤー達の人生の苦悩と葛藤が丁寧に描かれ、チェスに対する情熱と愛情がダイレクトに伝わってくる。 チェスのルールがよくわからない私でも十分楽しめました。これからが楽しみな作家さんです♡★52024/02/25

道楽モン

77
第12回ポプラ社小説新人賞受賞。チェスを題材とした青春小説は、新人らしからぬ達者な筆致で読み応えあり。知識が無くても、その世界観に惹き込まれてしまった。エンタメとしての必要十分条件を満たしつつも、舞台のスケール感がやや狭く感じてしまうのが唯一の欠点。国内大会とはいえ、世界各国に天才的なプレイヤーが存在しているのだから、何人か脇役として登場させても良かったと思う。とはいえ、処女作でここまで書けるのは驚嘆に値する。更に物語世界を広げられてゆくだけの力は持っている筈。自作以降、異なる舞台でのストーリ展開に期待。2023/11/09

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