出版社内容情報
日本の気候は、四季の変化があり、国土の北と南、太平洋側と日本海側で異なります。また、日本の地形は山がちで平野が少ないという特徴があります。
「現地取材! 日本の国土と人々のくらし」は、このような異なる日本の自然条件のなかで、人々がどのように適応してくらしているのかを解説した、小学校の社会科の教科書にも対応している学習資料のシリーズです。
第3巻では、新潟県十日町市と秋田県横手市を例として、日本の雪国に住む人々のくらしを解説しています。日本のにおける雪害、雪に対しての人や町の備え、気候や地形をいかした漁業・農業・観光業のようす、雪国で盛んな酒づくりなどを、現地での取材をもとに充実な地図や図版、データ資料とあわせて紹介しています。
目次
1 雪国の気候と地形(雪国はどんなところ?;日本海側にたくさん雪が降るのはなぜ?;十日町市とほかの都市をくらべてみよう)
2 雪国の風景(雪が生んだふしぎ、樹氷)
3 雪国のくらし(雪国の家のくふうとは?;進化した雪国の家とは? ほか)
4 雪国の産業(あたたかい地域で生まれたイネが雪国でよく育つ理由;雪国の気候が米づくりにあたえる影響 ほか)
5 雪国の歴史(豪雪は雪国に何をもたらした?;雪国でつづく伝統工芸)
著者等紹介
長谷川直子[ハセガワナオコ]
お茶の水女子大学文教育学部人文科学科地理学コース准教授。研究のかたわら、地理学のおもしろさを伝えるべく活動中
山本健太[ヤマモトケンタ]
國學院大學経済学部経済学科教授。地域の伝統や文化と、経済や産業の関係について研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。