つぎはぐ、さんかく

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つぎはぐ、さんかく

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  • サイズ 46判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591176122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「たとえそのつぎ目が不格好でも、
つながっていられればそれでいいと思っていた。」

惣菜と珈琲のお店「△」を営むヒロは、晴太、中学三年生の蒼と三人兄弟だけで暮らしている。ヒロが美味しい惣菜を作り、晴太がコーヒーを淹れ、蒼は元気に学校へ出かける。
しかしある日、蒼は中学卒業とともに家を出たいと言い始める。これまでの穏やかな日々を続けていきたいヒロは、激しく反発してしまうのだが、三人はそれぞれに複雑な事情を抱えていた――。

傷つきながらも身を寄せ合って生きてきた三人が、
懸命に明日を紡いでいくための物語。

内容説明

惣菜と珈琲のお店「Δ」を営むヒロは、晴太、中学三年生の蒼と、きょうだい三人だけで暮らしていた。ある日、蒼は卒業したら家を出ると言い始める。ヒロは激しく反発してしまうのだが、三人は複雑な事情を抱えていた―。第11回ポプラ社小説新人賞受賞作。

著者等紹介

菰野江名[コモノエナ]
1993年生まれ。三重県出身。「つぎはぐΔ」にて第十一回ポプラ社小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Karl Heintz Schneider

131
三人の兄姉弟は力を合わせて惣菜店△(さんかく)を切り盛りしている。でも三人に血のつながりはなく、それぞれに複雑な生い立ちをかかえており・・・。「私たちは必死に家族であろうとして、たとえそのつぎ目が不格好でも、つながっていられればそででいいって思ってた。」つぎはぎだらけの血縁のない三兄弟、ほころんだら、またつぎはげばいい。末っ子を守ること、育むことが兄と姉の生きがいであり、プライド。ふたりに迷惑をかけたくなくて自立を目指す末っ子。不器用ながら、お互いを思いあう三兄弟の気持ちが伝わってきて爽快な読後感だった。2023/05/09

シナモン

126
身勝手な親の都合で「家族」として暮らす晴太、ヒロ、蒼の3人。惣菜店を営み、ささやかな幸せのなか暮らしていたがいつしかその関係性にも変化が訪れて…。いびつな形の家族のなかで育った蒼の明るさ、朗らかさ。ひと一人が大人になるには大変なことも沢山あるだろうし、こんなにうまくいくかな?という思いもあるけど、これも立派な家族の形なんだろうな。何より、蒼の健やかな成長がそれを証明してる。彼らをそっと見守るお客さんたちの存在も大きい。家族の形はいろいろ。彼らなりの幸せの形を見つけていってほしい。2023/04/16

ネギっ子gen

124
【おいしいという言葉は、いつでも私を助けてくれる】惣菜と珈琲の店「△」を営むヒロは、晴太、中3の蒼と3人だけで暮らす。不器用でダブルワークが出来ないヒロが美味しい惣菜を作り、春みたいに朗らかな晴太が接客しコーヒーを淹れ、社交性のある蒼は元気に学校へ。蒼は中学卒業したら家を出たいと――。<私も晴太も、蒼の親ではない。親代わりなんて思ったことはない。そんな大きくて温かくて、なんでもしてあげられるような存在になれたらよかったけど、私たちは支え合う小さな子どもたちのままふたりだけが先に大人になったのであって>。⇒2023/05/12

美紀ちゃん

121
中学3年生の蒼の兄と姉は惣菜屋を営んでいる。不思議な繋がりの3人兄弟。お父さんの、後継者が必要で晴太は養子になるが、奥さんと別の女の人の間に蒼が生まれて晴太はいらなくなった。そのすぐ後に本当の奥さんとの間に子どもができて、蒼もいらなくなった。血の繋がっていない3人兄弟。そしてヒロはなぜ?晴太が優しくて立派で素敵すぎる。抱えている悩みや不安は本人のもので、たとえ兄弟でもわからないこともある。それをわかろうとして絆は強くなるのだと思った。 美味しいものを美味しそうに食べる2人が、とても良い。 いい話だった。2023/02/16

machi☺︎︎゛

118
ほのぼのとした装丁からは想像できなかった重めの話。惣菜店さんかくを運営するのは晴太、ヒロの2人。そしてこのお店兼自宅に住むのは晴太とヒロの弟、蒼。家族より濃いつながりで結ばれた3人が自分たちの未来を考え、もがき、過去に苦しみながらも成長していく。それを側で支える優子の優しさと強さがまた良かった。とりあえずボールいっぱいのポテサラが食べたくなった。2023/05/13

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