出版社内容情報
杉山 亮[スギヤマアキラ]
著・文・その他
アン マサコ[アンマサコ]
イラスト
内容説明
かわいがっていたねこがいなくなり、あたりをひっしにさがすおんなのこ。ちちおやがとめるのもきかずに、ねこみみやまへとさがしにでかけます。もりでみちにまよってしまったおんなのこがたすけをもとめたおやしきには…。
著者等紹介
杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年、東京都生まれ。児童文学作家。ストーリーテラー
アンマサコ[アンマサコ]
岐阜県岐阜市生まれ。美術作家、絵本作家。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、映像制作会社「白組」に所属し、絵本をもとにした短編映画や立体物を制作(2020年退社)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
88
こわい絵本。いなくなった猫のタマを探しに、行ってはいけないといわれていた山に入り込む少女。大きなお屋敷に泊めてもらった少女は、おばあさんの姿になったタマに出合う。この屋敷では、ねこは人間の姿になり、人間はねこにされてしまうという。出された食べ物を決して口にしてはいけない。逃げ出した少女を化け猫たちが追いかけてくる▽きれい目のイラストが怖さを増す2021/10/08
たいぱぱ
66
何処かで読んだような、聞いたようなお話でしたが、迷い家系の話が大好きなのでOKです!怖い話だけど絵が可愛いから怖くはありません。もっとおどろおどろしいラストを期待してしまいましたが、絵本ですからね(笑)2021/07/23
ちえ
52
可愛がっていた猫に会いに年取った猫が行くといわれるネコミミヤマへ。火の気のないところは陰になる古い家の中をうまく描いた絵がいい。猫が人に人が猫に…猫好きでもここは行きたくない。2021/08/21
ヒラP@ehon.gohon
44
ねこ屋敷の住人たちはどのように暮らしているのでしょうか。 ねこが人間になり、人間が猫になった生活ですが、それはそれで普通に暮らしているのでしょうか。 そのあたりが薄気味悪く、妙に取り憑かれたような感じがしました。 ねこの孤独感と集団性、人の心を見通しているような、人間を見下しているような、思いあたるあれこれをつなぎ合わせていくと、改めて怖くなりました。 アンマサコさんの巧みな絵に、化かされてしまいました。2021/08/24
どあら
43
図書館で借りて読了。不気味さや気持ち悪さは無かったです。タマや、知り合いの人に助けてもらえたから戻ってこられたんだね🐱2021/08/29