出版社内容情報
たかどの ほうこ[タカドノホウコ]
著・文・その他
平澤 朋子[ヒラサワトモコ]
イラスト
内容説明
つとむが古道具屋で見かけた1さつの赤い本『トムと3時の小人』。読みたい!どうしても読みたい!これは、つとむの物語。そして、トムの物語。
著者等紹介
たかどのほうこ[タカドノホウコ]
高楼方子。函館市生まれ
平澤朋子[ヒラサワトモコ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、フリーのイラストレーターとして活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
71
つとむが古道具屋で見つけた1冊の赤い本「トムと3時の小人」、読みたい!どうしても読みたくて図書館へ行って閲覧した素敵な物語。物語の二重構造、面白かった!つとむくんが書いた下巻も読んでみたいかも。2022/01/12
はる
63
わくわくがつまっている。面白い!小道具屋で見つけた風変りな本、いつの間にか減っているお菓子、毎日みる不思議な夢。これはきっと…引き込まれる展開!羨ましい。物語のその後も気になるなあ。高楼方子名義の作品は抒情的な雰囲気が好きでよく読んだけれど、平仮名のたかどのさんも魅力的。とても素敵な物語だった。2021/08/04
よこたん
48
“ひょっとして、食べたつもりもないのに、おやつがなくなってる、なんてことはないかい? どう?” ハト時計が、おやつの時間を知らせる時、やってくるのは食いしん坊なやつ。カラーの挿絵がふんだんに盛り込まれていて楽しい。そして本の中に本が入っている構成にワクワクしてしまう。プラタナスが見える部屋に、例のハト時計がかけられたら、そして、僕の名前が加われば、きっと物語はそこからまた動き出す。たかどのさんの本は、どこか懐かしい気配を連れて来てくれる。すっばいレモン味の、黄色のジェリービーンズが猛烈に食べたくなる。2021/07/23
とよぽん
46
たかどのほうこさん、このお話も面白かった。本の中に本がある構成。鳩時計からそんなことを思いつくなんて、すごい。2022/07/24
chiaki
45
吸い寄せられるように入った古道具屋さん。つとむはそこで見つけた一冊の赤い本に魅せられ、図書館で探してみることに…。読み終えて再び古道具屋さんへ買い求めに行ったけれど…。物語の中で物語が展開される構造は高楼さんのお得意分野!現実世界と物語がつながる瞬間に、今回も静かに感激させてもらいました♡お皿の上のおやつがいつの間にかなくなってる時、あるある!あれはつまりこうゆうことだったのか〰と納得。(分かってる、ただの食いしん坊…笑)そして読後、この本の花布部分を見て更に感激!きっとそうゆうことだよね?なんて素敵!2021/07/05