ポプラ新書<br> スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

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ポプラ新書
スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方

  • 山極 寿一【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591166130
  • NDC分類 361.04
  • Cコード C0240

出版社内容情報

京大総長でゴリラ研究者の著者による「未知の時代」の人とのつながり方。

先が見えない時代、人間にとってもっとも大切なことと何か。
自然の脅威、テクノロジーの進化をどう受け入れ、どう豊かに生きるか。

講演会で、100人の高校生のほとんどがスマホを手にしながら、「スマホを捨てたい」と言った。彼らはなぜ、スマホで人とつながることに漠然とした不安を感じているのか。およそ200万年前の人類の歴史とゴリラ研究の見地から、これからの「未知の時代」を生きる、生物としての人間らしさを考える。先が見えない時代、自然やテクノロジーと共生していくために。

第1章 スマホだけでつながるという不安――ゴリラ学者が感じる人間社会の変化 
第2章 僕はこうしてゴリラになった――生物としての人間を知るために 
第3章 言葉は人間に何をもたらしたのか――ゴリラから見た人間世界 
第4章 人間らしさって何?――皆で食べ、育て、踊る人間の不思議 
第5章 生物としての自覚を取り戻せ――AIに支配されないために 
第6章 未来の社会の生き方――生活をデザインするユートピアへ


山極寿一(やまぎわ・じゅいち)
1952年、東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学総長。京都大学理学部卒、京大大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、理学博士。ゴリラ研究の世界的権威。ルワンダ・カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターのリサーチフェロー、京大霊長類研究所助手、京大大学院理学研究科助教授を経て同教授。2014年10月から京大総長、2017年6月から2019年6月まで国立大学協会会長、同10月から日本学術会議会長を兼任。『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル)、『京大式おもろい勉強法』(朝日新聞出版)、『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版)など多数。

内容説明

講演会で、多くの高校生がスマホを手にしながら、「スマホを捨てたい」と言った。AI時代に生きる若者が、スマホで人とつながることに漠然とした不安を感じているのだ。およそ200万年前の人類の歴史とゴリラ研究の見地から、生物としての人間らしさ、隠された野生の力を探る。ゴリラ研究者が語る、知的好奇心に満ちた「ヒトの未来」とは。

目次

第1章 スマホだけでつながるという不安
第2章 ぼくはこうしてゴリラになった
第3章 言葉は人間に何をもたらしたのか
第4章 人間らしさって何?
第5章 生物としての自覚を取り戻せ
第6章 未来の社会の生き方

著者等紹介

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年、東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学総長。京都大学理学部卒、京大大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、理学博士。ゴリラ研究の世界的権威。ルワンダ・カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターのリサーチフェロー、京大霊長類研究所助手、京大大学院理学研究科助教授を経て同教授。2014年10月から京大総長、2017年6月から2019年6月まで国立大学協会会長、2017年10月から日本学術会議会長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

63
敬愛するお一人、山際寿一総長。これまでの研究を踏まえたメッセージ。読みながら、横尾忠則さんの「感性は、言葉や観念でなく、からだを通した体験からしか生まれない」という言葉を思い出した。総長の主旨も全く同じ。しかも、ご自身の体験を踏まえているので、納得感が高い。自分自身、できるだけ実体験するということを念頭において、やっているつもりだし、そのように周囲にも伝えている。その先にあるのが、教官というものだと思う。うまく表現できなくとも、伝わるものがあると思う。だからこそ、営みを続けられるし、未来を考えられるのだ。2021/01/01

夜桜キハ @呪術ギネス記録おめでとうございます

44
ネット依存症な私が興味あると言って借りてみた本。ネットで何もかも出来る、バーチャルな世界で交流ができる今を挙げてから猿、ゴリラなどの霊長類と人間を比較し、次に人間のことを調べて、これからの未来について述べるという引き込まれやすい順序でした。思っていた内容の斜め上を行ったけれど、充実した内容で興味深かったです。ネット社会な今に必要な本だと思う。人間として、生きていく。簡単に言うけれど難しくて考えさせられました。世界は本来、実は「正解がいくつもある」という発想が素敵。深い内容なのに分かりやすく、いい本です。2023/03/18

マリリン

41
≪1/2≫スマホ云々より野生に学ぶという分部が興味深かった。...人間の社会性は、食べ物を運び、仲間と安全な所で食べる事から「共食」から始まった... 社会性の歴史を考えると人間の非社会性も見えてくる。信頼は同調からしか生まれない...スマホを持つこともそうなのか。頭の痛い言葉だ。ゴリラのシルバーバック(リーダーのオス)は大変興味深く魅力的である。歴史を振り返ると人間にもその名残があったような気がした。共感は了承、理解できなくても受け入れる事? 生の世界を直感で切り抜ける...か。五感の大切さを感じる。2020/10/22

ゆう。

37
ゴリラ研究で有名な著者が、現代の子どもたちの状態についての警鐘をならしている内容。スマホやラインなどのSNSやインターネットツールが、点と点を結ぶのには便利なのだが、人々が相互に共感しあううえで大きな課題があることを示している。ゴリラの研究から、現代日本社会の子ども・若者問題に切り込む内容で、とても面白かった。2020/06/17

kanki

22
京大総長、ゴリラ研究者。人間は「言葉」により、身体接触から離れ、距離を取ってつながれるようになった。ネットでさらに薄いつながり、孤立へ。2023/03/08

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