歌丸ばなし

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591156339
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0093

出版社内容情報

桂歌丸、ベストセレクションとして、特に近年、好んで取り上げている演目をご自身が選び、採録。エッセイ的要素アリ。

内容説明

「井戸の茶碗」「紙入れ」「紺屋高尾」など、大いに笑って、時に切ない全8席。

著者等紹介

桂歌丸[カツラウタマル]
1936年、横浜市生まれ。本名・椎名巌。51年、五代目古今亭今輔に入門。のち四代目桂米丸門下に移り、68年に真打昇進。「笑点」(日本テレビ系)にはスタート時から出演、番組五十周年を機に卒業し、現在は終身名誉司会者。2005年、芸術選奨文部科学大臣賞。07年、旭日小綬章。16年、文部科学大臣表彰。落語芸術協会会長。横浜にぎわい座館長。出囃子は「大漁節」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ケイ

98
高座は二回しか拝見できなかった。でもね、笑点の歌丸でなく、高座をつとめる歌丸ってのを観せてくれたね。彼は落語の神様には足を向けて寝れないって人だったんだと思う。そして、実家の女郎屋のことはいつもさらりと語られるけど、お姉さんたちの色んなことをみてこられたのでしょ。だから紺屋高尾の芯のところが伝わってくるのよ。噺家さんは、よく「あたしは」っていうけど、歌丸さんの「あたしは」は、ホンモノだった。悪口でなく、円楽さんとの違いがハッキリあんのよね。テレビと高座をきちんと分けられるかどうかは大事なことだ2021/02/25

ひらちゃん

67
歌丸さんの声が聞こえる。本なのにはっきりと。枕も楽しけりゃ噺も面白い。その日その日のお客さんの顔を見ながら変えてるんだろうなぁ。寄席にいるような臨場感を味わえました。笑点を幼い頃から見てて、そこにいるのが当たり前でした。今の笑点でも度々歌丸さんのネタが混じります。(主に圓楽さんだけど笑)たぶん笑って見てらっしゃいますよね。2018/11/18

R

49
桂歌丸師匠の高座を枕と落語の要所を文字起こした本。まるで歌丸師匠がそのまま喋ってるように、文字が声に変換されて幻聴が聞こえるほどで、読む落語でこんなに笑えるとは思いもしなかった。枕の部分で、同じつかみの話がいくつもあったけど、その端々から生い立ち、来し方といったものが垣間見えるのが面白い。コラムで、古典落語への思いや、哲学のようなものを披露しているのも読みやすく面白くて、ずいずい読まされた。女形とは違うが、女役を見せているところの芸が一等面白いと再認識させられた。2023/10/02

to boy

40
歌丸師匠晩年の高座をまとめたもの。噺の前の枕を語りながらお客さんの反応を見ながらその日の話を決めるってすごいです。各噺のあとにちょっとした解説というかエピソードが書かれていて嬉しい一冊。「あたくしもまだまだ磨いていきたいと思っています」って酸素呼吸しながら言う姿勢に見習いたいです。2018/07/09

ひ  ほ

39
歌丸さんを思い浮かべながら読了。 落語はお手本があってそれをそのまま真似てやるのが芸だと思っていましたが、出だしから最後のオチまで、自分で考えるものだったんですね。楽しい本でした。一度生を聞きに行きたいものです。2018/02/18

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