• ポイントキャンペーン

恐怖の緑魔帝王―みんなの少年探偵団

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591143100
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

江戸川乱歩生誕120年記念
「みんなの少年探偵団」シリーズ第4弾!

緑づくめの怪人が仕掛ける「大東京緑化計画」。
どうなる少年探偵団!?

ある寒い寒い秋の夕方。
探偵術の訓練をしていた少年探偵団の井上君とノロちゃんは、
奇態な緑の老婆に遭遇し、恐ろしい目に遭う。
時を同じくして、港区白金の大富豪・湧水健太郎氏のもとに、
値打ちものの絵画と娘の登喜子嬢をいただく、という犯罪予告が届いた。
送り主は、怪人二十面相。
出張中の明智探偵に代わり対応した小林少年は、湧水邸に張り込むのだが――。
二転三転する事件。やがて明らかになる意外な真実。
直木賞作家が贈るスリルとユーモアたっぷりの冒険譚。
小林少年の八面六臂の変装術をご堪能あれ!

緑の老婆
無気味な予告状
出張探偵
代理探偵
おねえさま顧問
泳ぐ緑魚
ついに明晩になった
準備はできた
怪人対魔人
ル・サロン・ヴェール(緑容院)
大東京緑化計画
挑戦状に応戦状
恐怖の大歓迎晩餐会
消失のトリック
悲劇の絆
霊山の闘い

内容説明

緑づくめの怪人が仕掛ける「大東京緑化計画」。どうなる少年探偵団!?直木賞作家が贈るユーモアとスリルたっぷりの冒険譚!

著者等紹介

芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県観音寺市生まれ。早稲田大学文学部卒。86年『スサノオ自伝』でデビュー。90年『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、翌年に第105回直木賞を受賞。2005年に、観音寺市の名誉市民として顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

123
芦原さんがまだこのようなものを書いていたとは驚きでした。このシリーズも4冊目となるのですが、江戸川乱歩の作品とはまるっきり別物と考えた方がいいのでしょう。かなり話を大げさにしたりして筆者たちの好きなようにデフォルメされています。私は楽しめますが、むかしのイメージを持っている人は違和感を覚える人が多いのでしょう。ある意味こにょうな本から入って江戸川乱歩の本を読んでくれればという気がします。2017/06/11

kishikan

96
実は江戸川乱歩の「少年探偵団」は子どもの頃にも読んでいなかったので、オマージュの「みんなの少年探偵団」、毎回期待しているんです。でも、なんかこの本あまり評判良くないみたい。僕としては、大の芦原すなおファンなので、なにはともあれ手にしたのですが、皆さんからは「おちゃらけがやり過ぎ」といわれているみたいですね。でも僕としては、随所にみられるパロディとほんやら会話が、たいそう気に入っているのです。だから、乱歩的美学を追及するのではなく、白黒のコメディタッチのドラマで、昭和の時代を懐かしむことにしましょう。2015/11/24

みかん🍊

74
少年探偵団シリーズの4弾目、明智探偵の出張中に起こる緑の怪人緑魔帝王の挑戦状、怪人二十面相との戦い、小林少年の反応が余りにもおバカぽくって、偽物の小林少年なのか?と疑ってしまう程でした、変装も笑えます、あまり恐怖ではない今作でしたが、最後の二人の事情にはそうだったのかと同情の余地もありました。2015/05/26

ばりぼー

72
まるで落語か掛け合い漫才かのような語りの面白さで一気に読ませますが、あまりにも小林少年をいじりすぎなので、きっと怒る方もいらっしゃるでしょうね。かつて観音像に変装した小林少年が、今度は仁王像はどうか?ずっとこの顔をし続けるのもくたびれるしなあって、おいおい(笑)。百科事典にまで変装(?!)した過去があるので、もう何でもありです。緑魔帝王の「大東京緑化計画」だなんて、むしろ遠慮なくどんどん進めちゃって下さい(笑)。終盤の緑魔くんと二十面相と探偵団が入り乱れる場面などは吉本新喜劇のノリで悶絶しました。2015/05/25

starbro

72
江戸川乱歩生誕120年記念オマージュ第4弾。これで打ち止めかな?「緑衣の鬼」の少年探偵版かと思いきや、少年探偵団シリーズのパロディorユーモアミステリでした。これはこれで良いですが、二代目江戸川乱歩の正統派少年探偵団シリーズを読みたい気もします。筆力のある新進作家が二代目を襲名してくれないでしょうか?2015/03/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9268831
  • ご注意事項