ノベルズ・エクスプレス
レナとつる薔薇の館

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591133736
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

たった一人の家族、お父さんが、船の事故にあった。でもきっと、無事で帰ってくる。レナは、ひいおじいさんかもしれない人のお屋敷を訪れます。庭に美しい紅薔薇が咲きみだれる立派なお屋敷、しかしそこは吸血鬼の館とうわさされていて―。一人の少女が、みずからの生きる道を見つけていく物語。

著者等紹介

小森香折[コモリカオリ]
東京都に生まれる。『ニコルの塔』でちゅうでん児童文学賞大賞、新美南吉児童文学賞を受賞

こよ[コヨ]
1986年東京生まれ。女子美術大学絵画学科卒業。一枚絵から絵物語、雑貨なども制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花林糖

22
(図書館本)19世紀英国が舞台のミステリー。児童書なので物足りなさと、先が読めてしまう展開だけれど面白く読めた。読後感は◎。コックのスパイサーとメイドのミセス・リトルが良かった。「小公女」と「秘密の花園」の要素を少し感じた物語。2017/06/12

あおい

9
父親が船の事故で行方不明になり孤独になったレナ。身を寄せた家で辛い目にあう彼女は偶然ひいおじいさんの存在を知る…。紅薔薇が咲き乱れるお屋敷、能面のような奥様、吸血鬼の噂…。最初は小公女?って思ったけど女の子が好きそうな謎に満ちた児童書でした。2014/11/06

深青

5
身寄りを無くしてしまったレナが、秘密の手紙を見つけて、ひいおじいさんらしき人の屋敷へ助けを求めていきます。でも、どうやらそこには大きな秘密があって…。レナの周りがギスギスしすぎというか、もう少し優しくしてやってー!と思ってしまった。最後に悟る辺りは、もうなんだか切ない。でも、こうして強くなっていくのよねと思ってみたり。レナの未来が明るい幸せなものでありますように。2013/03/26

なー

4
★★★★☆ 序盤は小公女的な展開ですが、主人公のレナちゃんが根性と勇気があって、機転の利く賢い女の子なのです。『差別』というものが今よりずっと当たり前にあった時代であり、今では迷信と笑われるようなものが色濃く残っていた時代において、ああいう物の考え方ができて行動に起こせるなんて素晴らしい。現代でもなかなか難しいのではないでしょうか。小学生向けの作品ですが面白かったです。2018/11/03

ミィ

4
舞台は19世紀のロンドン。序盤はどこか、小公女を思わせるような雰囲気。つる薔薇館に引き取られてからは、吸血鬼の伝承などミステリー要素も絡んできて、一気に読んでしまった。2013/06/22

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