杉山亮のおばけ話絵本
かっぱ

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  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784591125939
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

「かっぱにぬまにひきずりこまれて、あやうくおぼれるところだった。なんとかたすかったが、おいかけてくるかもしれん。とじまりをしてくれ」つりからかえってきたちちおやは、うつろなめできゅうりをむしゃむしゃ。ちちおやにいわれるまま、おんなのこはとにしんばりぼうをしっかりかけなおしたのですが…。

著者等紹介

杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年、東京都生まれ。児童文学作家。著書は『空を飛んだポチ杉山亮のものがたりライブ』(講談社・第56回産経児童出版文化賞“ニッポン放送賞”)など多数。おもちゃ作家として「なぞなぞ工房」を主宰。また、ストーリーテリングの仕事も多い

軽部武宏[カルベタケヒロ]
1969年、東京都生まれ。画家、絵本作家。第12回日本グラフィック展浅葉克己賞受賞、第2回岡本太郎記念現代芸術大賞展出品ほか。平面、立体作品を制作し個展などで発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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pino

166
お年寄りの話では、昔は川で遊んでいると「河童にケツのゴウを抜かれるぞ」と大人に教えられたらしい。ケツのゴウとは尻子玉のこと(wiki調べ)。イタズラ好きの河童に水中に引きずり込まれるという。女の子の父親も例外ではない。青緑の沼に沈みゆく父親の顔。恐ろし!冷静沈着そうな父親の軽率な行動が招いたまさかの惨劇の始まりである。子を想う河童の捨て身の反撃に、女の子の運命はいかに…。シリーズの「のっぺらぼう」もそうだが、絵の迫力と救いのある筋がいい。危険な水辺には気をつけてね!子ガッバ、可愛いなぁ(←個人の感想です)2014/06/01

nakanaka

83
日本で最もメジャーな妖怪といっても過言ではない「河童」の絵本。ストーリーは何かを基にしてるのかな。最終的にはハッピーエンドのような感じでしたが軽部武宏さんの絵のタッチが恐怖感を煽り子供にとっては若干怖い話だったかもしれません。沼に住んでいて緑色で皿があって等々、冷静に考えると可愛い外見ではないですね。2016/03/03

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

69
ある日の昼下がり。女の子の父親が晩飯のおかずにする魚を沼で釣ろうとしていましたが、なかなか魚が釣れません。腹を立てた父親は側にあった石を沼に投げ込みました。すると・・。かっぱがむやみやたらと人を襲うのではなく、きちんとした理由が描かれていたのが良かったです。軽部氏のイラストが話を盛り上げてくれました。「おばけ話絵本3」とあったので、他の本も探して読んでみたいです。★★★★2013/05/10

カラスノエンドウ

38
お話し会で使用。「今日は怖い話ばかりするよ」に喜ぶ男の子たち。静かに聞き入ってくれました。読む前に「この生き物に会ったことある?」と聞くと、シーン。。。(そりゃ、そうだよねぇ) 話の運びも良いですが、私はこの絵の持つ力に惹きつけられました。水の滴り、薄暗い土間、そして河童…沼の臭いや湿度を感じさせるようで、怖さを盛り上げています。2018/08/02

かおりんご

36
読み聞かせ(112)どきどきしながら聞いていた。おとうにばけたかっぱが、キュウリをむさぼり食う場面では、「絶対かっぱだよ!」といいながら絵本に釘付けだった。2015/09/09

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