ポプラ文庫ピュアフル
ポリリズム―音楽小説コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591121337
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

ポリリズム(polyrhythm)…音楽用語。複数の異なるリズムが同時に演奏されること。「音楽」と「青春」をテーマに、6名の人気作家が競演した豪華アンソロジーがついに文庫化。放送部、卒業式、音楽室、初めてのライブハウス、レコードで聴くビートルズ…等さまざまな場所やシチュエーションで刻まれたリズムが、本をひらけば、いっせいに鳴り響く。

著者等紹介

芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。86年『スサノオ自伝』でデビュー。『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞と第105回直木賞を受賞

伊藤たかみ[イトウタカミ]
1971年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。95年『助手席にて、グルグル・ダンスを踊って』で第32回文藝賞を受賞しデビュー。2000年に『ミカ!』で第49回小学館児童出版文化賞を、2006年には『ぎぶそん』で第21回坪田譲治文学賞、『八月の路上に捨てる』で第135回芥川賞を受賞した

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。広告制作会社勤務を経て、2003年『空を見上げる古い歌を口ずさむPulp‐town fiction』で第29回講談社メフィスト賞を受賞しデビュー

楡井亜木子[ニレイアキコ]
1961年兵庫県生まれ。92年『チューリップの誕生日』で第16回すばる文学賞を受賞し、翌年三島由紀夫賞候補となる

花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。98年には、『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞を受賞するとともに、大長編『王国記』の序にあたる『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

20
音楽。確かに音楽はいろいろ聴いてきた。青春の想い出。すべての作家さんを読んできたのではないで、何ともいえない部分があるが、それぞれのカラーが楽しい。いろんな懐かしい曲を聞きたくなってしまったし、いろんな想い出も・・・・。2015/04/19

はるき

12
音楽と青春。大人になったら忘れちゃうわけではないけれど、若い時代みたいに熱狂はしにくい。ちょっと耽美入った表紙と内容がミスマッチ。豪華なラインナップだった。2015/10/28

ぜんこう

10
音楽と青春がテーマのアンソロジー。ビートルズ、クラシック、放送部、バンドのメンバー、バンドのオーディエンスと多種多様。「peacemaker 赤星学園の"Romeo and Juliet"」(小路幸也)、「おれがはじめて生んだ、まっさらな音」(楡井亜木子)が好み。「アルゴー号の勇者たち ~短い叙事詩~」(芦原すなお)は「青春デンデケデケデケ」を思い出しました。解説にもあったけど、音楽と青春って、作家さん自身の青春時代をもとに書いてるのかな(^^)2014/06/08

10
音楽に関する小説を集めたアンソロジー。 『再会』が1番好き。伊藤くんとの屋上の場面が好きだった私にとってとても嬉しい物語だった。/『フランソワ』も好き。だけどこれは音楽小説というより恋愛小説だよね(笑)茜が不登校になった理由がよくわからなかったけれど二人の関係は好きだ。続編とかないのかなあ。2012/03/07

rakim

9
活字好きと共に音楽好きでもあるので、興味を惹かれた一冊。私の音楽遍歴も、辿ってみればこのアンソロジーのポリリズムの一節にもなりそうにも思います。藤谷治さん、花村萬月さんの作品が好みに合ってました。好きな、気になる音に出会った時の胸の騒ぐ様は誰にでも共通!2014/09/07

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