内容説明
愛子のもとへやってきた、白いシェルティ、クララ。人間の都合で作りだされ、そして捨てられたこの犬には見えない、聞こえないという障がいがあった―。命の可能性をしんじ、たがいに信頼関係をきずいていく、人間と犬との感動の物語。
目次
1 目の見えない犬
2 クララの可能性
3 もうひとつの障がい
4 さらなる障がい
5 クララの散歩
6 クララが走った!
7 新しい挑戦
8 それから
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。シンガポールホテル勤務、航空会社広報などを経て、フリーライターからノンフィクション作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あーちゃん
7
感動!!( ;∀;)イイハナシダナ- この投稿を見た人には読んで欲しい本 +゚*。:゚+(*´∀`*)+゚:。*+2020/09/22
okotas
6
小3の娘に勧められて。クララと愛子さんの信頼関係に涙なしでは読めなかった。昔飼っていた大好きなシェルティー。真っ白な犬種がいることもしらなかったし、真っ白なシェルティーの75%は目や耳に障害をもって産まれることも知らなかった。人間の都合で産み出され、障がいがあるから捨てられる。そんな悲しい事実があるなんて。どうかひとつでも多くの命が救われますように。2016/09/15
︎💓ひかる💓
2
目が見えないことはわかっていたが、更にもう一つの難が…耳も聞こえないのだ! 視覚と聴覚がない!でも、シッカリと生きている人間みたいに自ら死を選んだりしない。さらなる事がてんかんだ、死ぬ事はないと言うが心配でたまらない。クララはかわいそうでも気の毒でもない!ただ、障がい犬だけなのに…私も半身麻痺だけど日々リハビリしてます。私のリハは日進"年"歩、最低でも現状維持です。悪くなるよりはマシだと思う。障がい犬からもらうものは勇気、喜び。命はつねに平等だ!その中で個性や多様性があると思う。2024/01/18
ayururito…
1
小4長男が借りていた本を拝借。美人さんのシェルティ・・・ 私も「かわいそう」と思ってしまうかも。でもクララは幸せだし、家族も幸せいっぱいなんだよね。心温まるお話でした。ちなみに・・・長男は読み終わらず返却・・・ まったくぅ(-_-;)2014/09/25
la_belleequipe
1
最後の最後で大号泣。実家でシェルティを飼っていたので、他人事と思えなかった 。クララがもう一度人間を信じた、その勇気が凄まじい。ご主人さんと幸せに暮らしていってほしいと心から思います。2012/11/24