三番目の魔女

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591097847
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

すべてを奪われたひとりの少女・ギリーが、国で一番の武将に復讐を誓う。武将の名は「マクベス」。「智恵」と「言葉」を武器に、ギリーは憎むべき男に忍び寄る。さまざまな人々との出会いと別れが、ギリーの心に優しさを教え、燃えるような復讐心が揺らいでいく。やがて、復讐の裏に隠された、驚くべき真実が明らかに―。女性劇作家による、大胆な物語と繊細な描写をあわせもつ驚くべきデビュー作。

著者等紹介

ライザート,レベッカ[ライザート,レベッカ][Reisert,Rebecca]
アメリカ在住の劇作家・小説家。高校で英語、演劇、クリエイティブライティングを教える教師、演出家でもある。2001年、『三番目の魔女』で小説デビュー

森祐希子[モリユキコ]
翻訳家。シェイクスピア研究者。東京農工大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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星落秋風五丈原

33
すべてを奪われたひとりの少女・ギリーが、国で一番の武将に復讐を誓う。武将の名は「マクベス」。「智恵」と「言葉」を武器に、ギリーは憎むべき男に忍び寄る。さまざまな人々との出会いと別れが、ギリーの心に優しさを教え、燃えるような復讐心が揺らいでいく。やがて、復讐の裏に隠された、驚くべき真実が明らかに?。女性劇作家による、大胆な物語と繊細な描写をあわせもつ驚くべきデビュー作。 2007/08/11

6
シェイクスピアの『マクベス』を下敷きにした作品とは全く知らずに読み始める。復讐に全てをかけているかと思えば、それを放ってマルコムやフリーアンス、ポッドにリゼットを救ったり、森で安らかな時間を過ごしたりと、ギリーの心の振り幅に翻弄され続けた作品。彼女の経験、成長、選んできた命の全てによって訪れるラスト。「家に帰るときがきたのよ」の一言がこれからの彼女を期待させる。『マクベス』を読むなり観るなりしてみたくなった。2014/05/12

水無月

5
シェイクスピアの「マクベス」を下敷きに、戯曲の空白部分を想像と発想で包んだお話。主人公ギリーの盲信的な復讐心が結局悲劇を引き起こしていくが、虐げられる側の痛ましさや、その苛烈さから過酷な時代を生き抜く逞しさも見える。演説や台詞が急に回りくどいな、と思ったけど、よく考えたら戯曲の部分かな?ぜんぜん覚えてないよ。マクベスちゃんと読もうか。2020/02/29

あさこ

5
シェイクスピアの「マクベス」を魔女の一人を主人公にすえ小説化したもの。ぐいぐい引き込まれて読めます。シェイクスピアといったら朗々としたまどろっこしい台詞が魅力ですが、こちらも文章も台詞も古めかしいというんでしょうか独特の世界観が魅力的です。ただ・・・最後があれっ?て感じです・・・。でも概ね面白い!シェイクスピア作品読み直そう。2009/04/16

Baku

4
久々に一日で読み終えた本。主人公に苛立ちながらも、ついつい話を追ってしまいました。シェイクスピアを基にした物語だけあって、展開具合が期待通りでないのがよかった。最近の小説はチープなものが多いですねらね。2014/11/04

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