内容説明
占い師曰く、掌には人の営みのすべてが映し出されるという。そこには幸福があり不幸があり、感情のすべてがあり、生と死がある。「てのひら」には運命が刻まれている―。
目次
歌舞伎(我妻俊樹)
矢(夢乃鳥子)
軍馬の帰還(勝山海百合)
夏の夜(田辺青蛙)
ムグッチョの唄(江崎来人)
吉田爺(立花腑楽)
光の穴(野々宮夜猿)
階段(白ひびき)
猫である(不狼児)
薫糖(田辺青蛙)〔ほか〕
著者等紹介
加門七海[カモンナナミ]
作家。伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年生まれ。作家。怪談・ホラー小説を中心に、多彩な作品を精力的に発表し続けている
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年生まれ。アンソロジスト、怪談専門誌『幽』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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