内容説明
美術館へいくのは、すきですか?絵画や彫刻が、ならんでいるだけ。しずかにしてなきゃいけないし、たいくつですか?でも、ここ、木かげ美術館は、ちょっとちがいます。館長さんは女の子。ふしぎな事件がまってます。さあ、おばけ美術館へいってみませんか。
著者等紹介
柏葉幸子[カシワバサチコ]
1953年岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。1975年『霧のむこうのふしぎな町』で第15回講談社児童文学新人賞、日本児童文学新人賞を受賞。作品に『地下室からのふしぎな旅』『天井うらのふしぎな友だち』『ミラクル・ファミリー』(第45回産経児童出版文化賞受賞)など多数ある
ひらいたかこ[ヒライタカコ]
1954年東京生まれ。イラストレーター。武蔵野美術大学(油絵専攻)卒業。一般書の装画、雑誌の表紙などで幅広く活躍している。JBBY会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
63
もう、柏葉さんの作品って、どうして、どれもこれも面白いんだろう。しかも、おばけとか、モンスターとか、魔女とか、そういったものを描かせると、天下一品なんですよね。小学5年生のまひるは、木かげ美術館の館長のアルバイトをすることになります。しかも、そこはおばけがたくさんいる、おばけ美術館だったのです。そんなおばけが、たくさんいる中でまひるは、どうなるのか!?おばけ美術館シリーズ第一弾は、面白くてあっという間に読めてしまいますよ。また、ひとつ柏葉さんの作品で好きなシリーズが増えました。2013/09/26
はる
54
読友さんの御感想から。楽しかったです。柏葉さんの作品って、出だしのワクワク感がたまらな~い。わりと低学年向けだと思うけれど、楽しいストーリーの中に大人の理不尽さだったり、ちょっと悲しい背景も上手く取り込んでいる。続編もあるようなので読んでみたいです。2017/11/08
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
ひょんな事から術館の館長に指名され、夏休みの間アルバイトをする事に。そこはなんとおばけ美術館。そのおばけは子どもにしか見えない。最初は嫌がっていたまひるも、美術館存続のために奮闘する。柏葉さんらしいファンタジー。面白かったです。2019/10/10
はなん
21
図書館)これは理屈抜きで面白かった。10歳以下の女の子を館長にすることを遺言に残された美術館。処分するためのリスト作りに突然お父さんの会社から館長になってほしいとたのまれたまひるは、結果、美術館のちょっと訳あり作品たちと住む町の観光スポットの一つに変えてしまう。それぞれがひとくせもふたくせもある作品のでもとっても人の良いことといい、事情を抱えた問題点もきちんと解決することといい、児童書の定番なんだけれどすごく安心して読めてあったかい心をもらえる。やっぱりすきた。柏葉せんせの作品!大満足です(^^)2013/07/14
海(カイ)
20
【図書館】子供にしか見えないとか好き!面白かったので、シリーズ読んでいきたいと思います。2017/10/07