出版社内容情報
ひと文字、ひと文字、少しずつ。
芭蕉のことばを書き写してみませんか。
出会いと別れ、名句の数々。
なぞればあなたの旅が始まります。
江戸から大垣までを全五〇章に再構成（『奥の細道』全文収録）。
全文書き下ろし、ひと文字アドバイス付。
元禄二年（一六八九）の早春に出立、
日光、平泉を巡って日本海に出、
金沢を経て大垣にいたるまでの
一六〇日の大行脚。
芭蕉がもっとも強く心血を注いだ散文
『奥の細道』を深く味わう、
まったく新しいテキストブック。
【目次】
第一日目 序章
第二日目 旅立
第三日目 草加
第四日目 室の八島
第五日目 仏五左衛門
第六日目 日光
第七日目 黒髪山・曾良
第八日目 裏見の滝
第九日目 那須の黒羽へ
第一〇日目 黒羽
第一一日目 雲巌寺
第一二日目 殺生石
第一三日目 遊行柳
第一四日目 白川の関
第一五日目 須賀川
第一六日目 あさか山
第一七日目 信夫もじ摺り
第一八日目 佐藤庄司が旧跡
第一九日目 飯塚
第二〇日目 笠島
第二一日目 武隈
第二二日目 宮城野
第二三日目 壺の碑
第二四日目 末の松山
第二五日目 塩竃
第二六日目 松島
第二七日目 瑞巌寺
第二八日目 石の巻
第二九日目 平泉
第三〇日目 尿前の関
第三一日目 尾花沢
第三二日目 立石寺
第三三日目 最上川
第三四日目 羽黒山
第三五日目 月山・湯殿山
第三六日目 酒田
第三七日目 象潟
第三八日目 越後路
第三九日目 市振
第四〇日目 那古の浦
第四一日目 金沢
第四二日目 小松
第四三日目 那谷
第四四日目 山中
第四五日目 全昌寺・汐越の松
第四六日目 天竜寺・永平寺
第四七日目 等栽
第四八日目 敦賀
第四九日目 種の浜
第五〇日目 大垣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
左端の美人
19
始めてからやってない空白の期間があり今日やっと終わりました(^^;実は、松尾芭蕉にも俳句にも地理にも古典にも知識ほぼなしです。頭に内容が全然入ってこない！でもなぞり書きは大好きなんです。新版よりも少し字が小さいです。大迫閑歩さんの字は落ち着きがあって優しい感じがあって好きです、こんな字を書けるようになりたい！同じようになぞっていたつもりだけど最初と最後で文字の感じが全然違います。少し成長。次は鉛筆で論語に挑戦します。2015/09/16
bluemint
13
字はちっとも上手になりませんでしたが、名前だけは誰でも知っている「奥の細道」を読むことができました。万年筆で字を書くこと自体が好きなので、字が上達しなかったことは構いません。なぞるだけではダメなことが今更分かりました。奥の細道というので東北地方だけ訪ねたのかと思ったら、新潟ー金沢ー福井ー大垣まで周っていたんですね。天候や日時、名所など事実の改変などが多く含まれているとは驚きました。実録を基にした創作物と捉えるべきだと思います。書いている間は、暫し江戸時代の空想にふけることができ楽しいひと時でした。2020/03/12
KAZOO
9
これは結構面白い本で、奥の細道全文が鉛筆で書けるように書いてあります。薄い文字で書いてありそれをなぞるように書いていきます。その前に同じ文が書いてあり、音読してから書いていくという年寄り向きのボケ防止の本かもしれません。昔から奥の細道は好きで、中学時代から音読していましたのですんなり終わる子tができました。枕草子や徒然草や論語もあるようなので挑戦しようと思っています。2013/11/02
活字ｼﾞｬﾝｷｰ
4
随分昔に美文字に憧れ購入した。本当に癖字が改善され、人から誉められる程になった。バランスさえ理解すればどの漢字にも応用することができる。字のバランスを学べた良書。ただ左利きには向かない横開きなのが残念
ｙａｃｃｈｉ
3
１０年近く、３日坊主のまま放置。また思い立って始めました。他の練習帳も並行してやってますが 私にはこの字体が一番しっくり来るようです。 他のシリーズも本屋で覗いてみたけど在庫中では 漢字とひらがなの配分バランスがいいのは この奥の細道ではないでしょうか。 わたしのは、表紙の立派な古いタイプですが ちょっと残念、せっかくの表紙が開閉に邪魔です。 最近の物は普通の表紙になっており なぞり書きの薄墨文字がやや濃くなり見やすく、とても良いと思います。 現代文の作品もあったらいいなと思うけど 著作権の問題かな？2016/03/22
