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職業外伝

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591085974
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0095

出版社内容情報

飴細工師、幇間、へび屋…絶滅寸前の職業人や日本の伝統職に就いている人々などの生き様を織り交ぜて紹介する“ハローワーク外伝”。

内容説明

この国には、絶滅寸前の職業がこんなにあるんです。飴細工師、街頭紙芝居師、へび屋、銭湯絵師、見世物小屋、能装束師、俗曲師、幇間…懐かしいけど、どこか新しい。絶滅寸前の職業の数々を、それを愛してやまない達人達の生き様を織り交ぜて紹介する“ハローワーク外伝”。

目次

飴細工師―坂入尚文
俗曲師―檜山うめ吉
銭湯絵師―中島盛夫
へび屋―黒田太郎
街頭紙芝居師―永田為春
野州麻紙紙漉人―大森芳紀
幇間―悠玄亭玉八
彫師―山本長二
能装束師―山口安次郎
席亭―北村幾夫
見世物師―大寅興行社
真剣師―大田学

著者等紹介

秋山真志[アキヤママサシ]
昭和33年、東京生まれ。明治大学文学部フランス文学科卒業後、出版社勤務を経て現在はフリーランスライター兼エディター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MURAMASA

38
冬休みに入って時間はたっぷりあるので、本棚から見繕って再読しまくっています。12月に職場体験学習をしたこともあって、何となく思い出してこの本を手に取りました。「なりたい人へのアドバイス」なんて職業ガイドのようなふりをしながら、取り上げているのは飴細工師に銭湯絵師、幇間に彫り師に見せ物小屋などなど、きわめて一般的ではないお仕事ばかり。でもその一つ一つがすごく魅力的です。だからといって登場する人のすべてがこの仕事に満足しているわけではなくて、90歳を過ぎた真剣師は二度と真剣師にはなりたくないと言う。 続2010/12/29

姉勤

26
職業に貴賎なし。といいますが、希少な稼業はありまして。各章の特専門職を羅列するだけでレビューが埋まるので、共通点を一つ二つ。かつてはメジャーな仕事で、現代では廃れてしまった職。 技術や楽しさを提供し、広い意味での「藝能」のひと。そして各章の全員が達人であり、かつ後継が侭ならない。紆余曲折ののち辿り着いた人生行路。各人のドラマを深く掘り下げて読みたいが、このさじ加減がいいのかもしれない。(著者も敢えて取材を遠慮している)各章の巻末の、業界のしきたり、符丁、背景の解説も良。2017/01/11

ろま〜な

3
職業というより、生業(なりわい)という言葉がふさわしい感じがする、12人の人たちの仕事と人生を、私感も交えて描いたルポルタージュ。怪しげなイメージのある職業も、胡散臭さではなく人間臭さを感じさせてくれる、素晴らしい本でありました。著者の秋山さんの生き様からも、いろいろと学ばせてもらうところが大きいのです。★立ち入った感想はブログで→http://tubam.kamakurablog.com/Entry/94/2015/01/31

桜井青洲

3
職業にも絶滅危惧種が存在し、それらを自身の足で書きまとめた一冊。落語等の知識で知っていた職業もあれば初めて知る職業もあるなか、著者の熱量とが良くそれぞれに人間ドラマがあって楽しめた。こういう職業という視点で日本の文化を知るのはなかなか面白い。2014/11/21

ビシャカナ

3
う~んと唸らされる実に実に意外な職業ばかりを紹介。世界は広い、そんな職業があるのか、まだ残っていたのかと驚きの連続だった。そうした職業に就く人の仕事ぶりと生い立ち。職業自体の歴史を著者が軽妙な文体で語ってくれる。それにしても人の生き様と職業は切っても切れない関係なんだなとつくづく思う。紹介される人々の中には紆余曲折を経て、その職業に就いた人もおり、いまだ天職を見つけられずにいる自分には励ましにもなるが、どの人も様々な経験の末なるべくして、その職業に就いており。自分の日頃の行いを省みて恥ずかしい思いもした。2013/08/14

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