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文庫版怪盗ルパン
緑の目の少女

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591085417
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8097

出版社内容情報

緑の目の美少女に心惹かれたルパンが、恐ろしい殺人事件の現場でその少女と再会する。この美少女は殺人事件とつながりがあるのか?

内容説明

パリの街を歩いていたルパンは、ふたりの美女に心をうばわれた。ひとりは、豪快で頭のするどい青い目の令嬢。もうひとりは、つつましく心のやさしい緑の目の少女だ。ルパンは青い目の令嬢とおなじ列車の個室に乗りあわせた。そこへとつぜんおそいかかった三人の怪賊。逃げる強盗殺人犯をつかまえたルパンは思わず声をあげた。それは、あの緑の目の少女。

著者等紹介

ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没

南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

62
これは創元推理文庫の「緑の目の令嬢」バージョンで読んだし、その時の印象も強い。前の「魔女とルパン」が悪女に振り回される話なら、こちらは清純な美少女を守る話。悪党たちとルパンの丁々発止の対決も面白いが、やはりインパクトが残るのは終盤ですね。「カリオストロの城」の最後の方そっくり。もちろんこっちが先だけどね。湖から水がなくなると古い宮殿が出てくるし、でもやっぱり本当のお宝は「ひとの心」だったりもする。ルパンも去る美少女見つめるだけだったり、切なくてさびしいねー。というわけで、この巻も楽しんだ。2018/10/03

北風

20
頼もしい怪盗紳士と天使のように美しい緑の瞳の少女のロマンス。しかし、大人になって読み返すと、常識が邪魔をする。ルパンはスーパーマンすぎるし、美少女は世間知らず。表紙の美少女はちょっと、ゴツイし。大昔ポプラ文庫の表紙のは少女漫画チックでほんとに美少女だったんだけどなー。小学生ながら、このシリーズは一冊ずつ購入して、夢中になって一通り読んだけど、一番覚えているのはこれなんだな。格好いいルパンの活躍と、謎めいた美少女にときめいんだっけかー。2017/10/20

十六夜(いざよい)

4
さすが紳士なだけあって女性には優しいルパン。いつもながらルパンの話には冒険が盛りだくさん。子供の時に読んでワクワクした気持ちを思い出させてくれます。2015/01/01

平森

3
★★★ #読了 ルパン三世の「カリオストロの城」がこの作品をベースにしてるという話を聞いて再読してみたくなった。再読といっても読んだのは小学生なので全然覚えてなくて、でも読むなら南洋一郎翻訳だろうと思ってこの本を買ったのだけど思いっきり児童書(字は大きくフリガナや注釈、挿絵あり)だった。話は…う~ん、子供の頃夢中だった世界は、結構ご都合主義だった。笑2021/01/10

あひる

3
カリオストロの城を見て久しぶりに読んでみたくなった。やっぱりルパンは自分の中でヒーローだ。2010/12/25

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