出版社内容情報
牧場にとって乳牛は生活するための大切な動物。働くパパの姿を見ながら、まどかは牧場のくらしをだんだん理解していきます。
内容説明
あたしのうちはぼくじょう。あのね、きのうのよるこうしがうまれたの。みんなあそびにきてね。
著者等紹介
星川ひろ子[ホシカワヒロコ]
写真家・写真絵本作家。身の回りのものに顔や数字などを見立てたユニークな写真絵本を創る傍ら、心温まるカメラワークで障害をメッセージする写真絵本などを手がける。日本写真文化協会功労賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
34
5歳の少女が語る、自分の家がやっている牧場の日常。兄と共にお手伝いをする健気な姿が可愛いです。乳牛を飼育していて、ある日子牛が生まれます。少女は一生懸命お世話をするのですが、お別れがやってきます。雄の牛は牧場には必要ないから売られたのです。現実の厳しさを知った少女。そんな彼女にお父さんは優しく話しかけます。良い親子です。2020/11/15
遠い日
13
いくらかわいがっても、牧場には牧場のルールがある。5歳にして、「命」の限りをしったまどかちゃん。たくさんの動物たちを飼いながらも、ペットにはできなかった、たま。お手伝いを通して、自らその命たちと対峙した小さな心の軌跡。2016/05/01
shiho♪
12
低図書本。丑年ってことで展示してあります。 まどかちゃん家族は乳牛牧場を営んでいます。毎日お手伝いをしている姿が、写真からイキイキと伝わってきます。子牛が生まれお世話をしますが、牡牛だったのでよそに売られていきます。 悲しむまどかちゃんにお父さんがそっと寄り添って声を掛ける姿が素敵です。 ペットとは違って、命をいただくための飼育。まどかちゃんのように、この写真絵本を読んだ子どももはっと気付くと思います。2021/01/27
南
11
牧場のお手伝いをする兄妹が素直で可愛い❤。2018/03/04
書の旅人
9
生きものたちと触れ合うことは、とても大切なこと。図書庵を訪れた子どもが、この本に興味を持ったら、さア、お隣りさんへゆこう!規模は小さいですが、牛と触れ合うことが出来ます。それを夢見て、手にとりました。2018/11/09