出版社内容情報
あたりまえのことを知るために、人は結構まわり道をするんだね。ほのぼのとした絵と、味わいある文章で綴る「韓国流、日々の哲学」。
内容説明
韓国流日々の哲学。「あたりまえのこと」がわかるまでに、人は結構まわり道をするんだね。東洋哲学に造詣の深い著者による、人生のスケッチブック。
目次
1 一杯のお茶をのむあいまに(勇気と幸せ;美しさと苦しみと ほか)
2 こころの鍵(こころ開く朝;鉄とガラス ほか)
3 微笑ましき人生(夢見る木;悩みの重さ ほか)
4 そう、そうだね(○の話;金持ちと貧乏人 ほか)
5 世の中は花畑(ボール;仕事とやり方 ほか)
著者等紹介
イギュギョン[イギュギョン]
1948年生まれ。雑誌編集者を経て、イラストレーターに。韓国児童図書賞(イラストレーション部門)、韓国児童文化振興会文化大賞受賞。国際ビエンナーレにも作品を発表する
黒田福美[クロダフクミ]
1956年生まれ。桐朋学園演劇科卒業。映画、ドラマなどで俳優として活躍する一方、芸能界きっての韓国通としても知られる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
84
心の在り様に国境はないんだなと、改めて思う。短いお話(ことば)だから長く考えとしてしみわたる。読むたびに沁みこむ。人生は楽しいという人もいれば苦しいという人も。こんなことはすべて心の中にある。そう、ぜ~んぶ私の心の中にある。世界も宇宙も全部・・・。黒田福美さんが懸け橋となり私たちのもとに届いた一冊、それを読んだ読友さんのレビューがこの一冊と私をつないでくれた。ありがとうございます。2017/02/03
どぶねずみ
25
当たり前のことを当たり前のように書いているけど、これがめっちゃ心に浸透する。菜根譚を読んでいるような感覚だった。著者の『はんぶん幸せ、それでじゅうぶん。』も図書館に予約済み。2017/02/13
たまきら
21
図書館放出本。ほっこりしたり、にやりとしたり。アジア人らしい感覚があったり、おお、やっぱ大陸なのねえ、な感覚があったり。韓国は日本の一番身近な外国だけど、色々と複雑に絡み合っている同胞の一つなんだなあ、と読みながらぼんやり思いました。2017/09/26
らじこ
13
時雨沢さんの「答えが運ばれて来るまでに」シリーズと似た感じかな。彼のようなユニークさはないけれど、訳者あとがきにもあるように、孔子や老子、荘子に通じた考え方、物事の見方や捉え方を感じる本だった。表裏一体となった真実、真理を、当たり前のように、さらりと述べていて、読み進めるほど、納得のいく内容。そして希望が感じられる。心美しく、正しく生きる力やヒントを貰える一冊だと思う。2013/10/18
アレックス
8
題名にあるように、文章は短くもじっくりと考えさせてくれる内容でした。道徳の勉強になり、また読まなくてはいけないなと感じさせた。読めば、それぞれの人の心に残る詩があるはず。2013/03/10
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