出版社内容情報
肺ガンで余命2年。バイクと音楽と映画好きの31歳のライターが、ガンのある日常をつづる。面白くて、やがて強さが胸に迫る日記。
内容説明
31歳の誕生日を迎えて間もなく体調を崩し、風邪をこじらせたと思っていたところ、肺がんと診断された著者が綴った、Webで大反響を呼んだ日記。
目次
2002 December(入院;FUJI ROCKから遠く離れて ほか)
2003 January(Year Of Nothing;納豆汁 ほか)
2003 February(エリート入院患者;相手の望む患者像 ほか)
2003 March(オルタナティブお義母さん;マドンナ的存在 ほか)
2003 April(悪夢的展開;世界が終わりに近づいた ほか)
2003 May(Today is the first day end of your lives.;勝谷さんに会う ほか)
著者等紹介
奥山貴宏[オクヤマタカヒロ]
1971年宮城県生まれ。山形県で育つ。日本大学芸術学部卒業。出版社勤務を経て、ライターに。音楽、映像、パソコンなどのジャンルを得意とする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雛
7
悲しくなってしまうので普段こういうジャンルの本は読まないけど、勤務校の図書館で見つけて思わず手に取る。 ガンでありながら、力強く生きる姿、仕事に対するプロ意識、素晴らしいなぁ。 そして、半端ない知識量。 薬の副作用で正常な細胞までダメにしてしまうなんて切ないです。2018/02/24
kuukazoo
5
32歳→33歳→31歳の順番で再読。ほとんど入院生活なのに仕事とガンプラ作りに熱中するオルタナティブガン患者ぶり。本当のところは彼は誰にも見せずに墓の中に持っていってしまった。でも自分をネタにして他人に見せるものをつくるってそういうことだ。選択して編集して構成する。もう行き着いてしまったことを知った上で始まりに戻り、彼は最期まで貫いたんだなと改めて思った。2016/09/04
halfumi
5
再読。自分が31歳のうちに必ず再読しようと思っていた。数年前に読んだときより、やっぱり重い。この歳で肺ガンはないよなあ。。ただ、やっぱこの人カッコいいわ。オルタナティブ闘病記。「怒り、絶望、恐怖、悲しみ、そういう要素は全部オレ一人だけで楽しむためにとっておく」2010/02/23
runner0298
4
たまに読みたくなるんだけど決して重くなく読める作品。2018/09/04
津野1号
3
闘病記なのにスカッと読める。2024/02/10