立花隆秘書日記

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591076590
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

立花事務所(通称ネコビル)に勤めた名物秘書が激動の日々を通して「知の巨人」の日常と知的生産の技術のヒミツをリアルに描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazuさん

25
3代目の秘書として過ごした6年近くの間に、裏方として立花氏を支えて感じた事を、軽快な筆致で綴っている。氏の生活を公私にわたって知ることが出来、大変興味深い。著者は500人の応募者の中から1人だけ選ばれた。その秘書を選ぶ作業でさえも題材にしてしまう知の巨人たるボスに仕え続けるが、最後は"今年中に出て行って下さい"で終わる。本文の"さいごに"は要らない気がする。事の経緯は不明だが、"さいごに" で立花氏の著作を批判している様に受け取られ、この素晴らしい本全体の楽しい雰囲気が少し損なわれる感じがした。2022/07/11

井上裕紀男

20
稀代の知的欲求を持つ人物の秘書、面白そうだと思って読み始めましたが、1990年代に勤められただけに、予想以上に話題には事欠かない。 冷静な立花隆評を見ていると、これまで読んだ立花氏の著書や東大での講義Newsが蘇ってきます。 まぁ騒がしい事務所、非効率で前近代的な仕事場、先端技術に詳しいはずの立花氏との対比が実に面白い。終章に待っている結末には肩透かしを食らいましたが、疾風迅雷の職場には少し憧れます。2021/04/03

akira

16
図書館本。 とても面白かった。「ぼくはこんな本を読んできた」で秘書公募の話は知っていたが、その秘書側から書かれた一冊。厳しい現実も書かれていたが、立花氏の圧倒的なパワーを間接的に感じられる一冊だった。 いろんな内容があり心を惹かれた。そんな中で印象に残るエピソード。ボスの粋な計らいというのはいいものだなと。 「それは私の名刺だった」2019/07/13

ふう

8
おもしろい。日記本。立花隆より文章うまいんじゃないか・・。読み終わった後、立花の『ぼくはこんな本を読んできた』を本棚から探して「ぼくの秘書公募、五〇〇人顛末記」の部分を読む。やっぱりすごい人。小松左京の秘書もしたんだ。大阪人のノリツッコミもあり・・。2017/04/25

tomatobook

7
『ぼくはこんな本を読んできた』に収録された「ぼくの秘書公募、五百人顛末記」を読んで、その秘書日記ということで興味深く読んでみた。角栄死去、阪神淡路大震災、サリン事件等、世を騒がせた大事件の多い時代。立花氏が“耳をすませば”の声優挑戦など風変わりな仕事もあった。知の巨人と言われる氏の事務所は新聞をスクラップしたり、膨大な資料をアナログで整理していた。インターネットの出始めで、ワープロ入力の時代であった。ある朝、うちにはもう秘書を置く余裕がありませんと言われあっけない幕切れ。佐々木さんもなかなか稀有な人だ。2021/10/21

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