出版社内容情報
父の暴力を逃れ、引っこした家族。しかし心には無数の傷跡が - - -。十四歳の少女が、鋭敏な言語感覚で告発する、現代家族詩集。
内容説明
暴力にさらされてきた現役女子中学生が、大学ノートに書きためた心の傷。せつないほどに鋭利な言葉がほとばしる、衝撃の告白。
著者等紹介
ヨヅキ[ヨズキ]
1985年生まれ。2000年春より、自らの思いをノートに書き綴り出す。『14歳いらない子』に収められた詩の多くは、彼女の幼少時からの実体験を下敷きにした心の告白である。ヨヅキ=夜月。仮名での出版にあたり、好きな言葉のイメージをペンネームに託した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryosuke Tago
0
ナイフのように、痛くて、鋭くて、美しい。 切れ味鋭いのですが、何度も内心抉られるような感覚になります。 読後の感想・コメントは不要でしょう。2015/05/02
芹沢 時雨@VTuber
0
破滅的な家庭に生まれた少女の過酷な半生を詩に綴った本。彼女は俺と同い年と知って愕然としたが、ただ単に、痛みに同情しているだけではいけないと腹を括った。自己憐憫に取り込まれ、倒れ伏して泣いているだけでは駄目なんだ。2011/06/12
芽
0
その子の辛さが文章に表現されていて切なく、父に対する怒りを感じた2009/12/03