出版社内容情報
きぎれで作ったヨットを川で走らせようと、 なあくんははりきって出かけましたが・・・。 あなぐまの男の子の幸福感あふれる物語。
内容説明
なあくんの手をはなれて、ヨットは、ぐんぐんすすんでゆきます。「まってー、まってよう」なあくんはおいかけましたが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
9
なあくんがお父さんとお母さんに手伝ってもらった手作りのヨット。紐をつけて川で一緒に走ろうと歩いていると、ひきがえるのひきごろうじいさんに声をかけられ、一緒に行く事に。おじいさんはヨットに名前をつけちゃうわ、自分の憧れのヨットに乗っていってしまうわ、なあくんが泣いちゃうのは仕方ありません。ある日、なあくんが自分の畑からトマトをもいで歩いていると、そこにはひきごろうじいさんが! 閉架になっていたので出してもらいました。神沢利子さんのサイン入りの本でした。(なあくんは何の動物でしょう?)2020/03/24
のん@絵本童話専門
1
脇明子さん推薦の幼年童話。なあくんはお父さんに廃材を加工してもらい、お母さんに自分のハンカチで帆を縫ってもらい、自分の手でヨットを作りました。素敵!しかしひきがえるがやってきて、長年の夢が叶った!と奪われてしまいます…悲しむなあくんに優しく寄り添い、なあくんが他人の夢を叶えるすごいことをしたんだと言うお父さん。実際子どもがこんな風に納得できるものではないですが、なあくんの悲しみに共感できるし、それをうまく自分の中で乗り越え、ひきがえるを許すまでに至る心の過程から大事なことを感じ取れるかもしれません。2022/09/01
遠い日
0
050416【読書ノート/ひとことメモ】ヨットは夢、願いでもあったんだね。2005/04/16