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出版社内容情報
古代エジプト経文をおいてあった部屋から一人の大学生がきえた。密室の謎に挑戦した小林少年にせまる恐ろしいたくさんの手!?
内容説明
古代研究所の一室でおこった奇怪な事件。しめきった研究室から、ひとりの大学生が消えた。部屋には、呪いのいいつたえがあるエジプトの巻き物がおかれたまま…。密室の謎ときにのりだす明智探偵。小林少年は、ひと晩エジプトの部屋で見はりをすることになる。真夜中、部屋にぶきみな異変がおこりはじめた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
24
「二十面相の呪い」と「黄金の虎」の中編2作。どちらも原点回帰といった感じで、怪盗と探偵の知恵バトルになっている。表題作は表紙の通りエジプト風味で始まるが、それは最初だけで後半は特に呪いでも何でも無い。エジプト好きとしては悲しかった。明智探偵がとにかくかっこいい。「黄金の虎」は少年探偵団と対決。ただ子供たちと遊んでいるだけのような気もする(笑)。何度も少年探偵団にチャンスを上げたり、引き際が良かったり、今回は少し大人な二十面相だった。2016/07/27
しゃん
23
本書は、「二十面相の呪い」(昭和35年)と「黄金の虎」(昭和30年)を収録。前者は、松波考古学博士がイギリスで入手した古代エジプトの経文について古くから言い伝えられる呪いを巡ってお話が始まる。そして、いつもの様に、この経文が二十面相に狙われる。その後、三ツ木真珠株式会社の重役である恩田氏が持つ、何千粒もの真珠でできた美しいゾウの置物が二十面相に狙われる。本作では、密室トリックがふんだんに使われて、推理小説の醍醐味を味わった。後者は、『妖怪博士』の洞窟でのシーンとほぼ同じようなシーンが出てきて、少し驚いた。2020/11/04
hoguru
3
息子10歳1人読み2021/07/06
チタカアオイ
0
【図書館】2017/06/27