りぶらりあ選書<br> 考える/分類する―日常生活の社会学

りぶらりあ選書
考える/分類する―日常生活の社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588022029
  • NDC分類 116.5
  • Cコード C1336

出版社内容情報



ジョルジュ・ペレック[ペレック,G.]
著・文・その他

阪上 脩[サカガミ オサム]
翻訳

内容説明

ありふれた日常的な「もの」の目録を列挙しつつ、収集‐整理‐分類という、思考以前の人間の習性について、社会‐心理的素描を試みる考現学的考察。情報化社会における人間の思考と分類のシステムを描き出す。

目次

私が求めるものについてのノート
住むという動詞のいくつかの使い方
仕事机の上にあるいろいろな物についてのノート
見出された三つの部屋
本を整理する技術と方法についての覚え書き
斜めに見た十二章
策略の場
マレ=イザックの思い出
初心者用料理カード八十一枚
読むこと―社会‐心理的素描〔ほか〕

著者等紹介

ペレック,ジョルジュ[ペレック,ジョルジュ][Perec,Georges]
1936年生まれのフランスの作家。パリ大学、チュニス大学の文学部で学んだ後、国立学術研究センターに勤務。1965年、ヌーヴォー・ロマンの手法を駆使して消費社会の空しさを暴き出した処女作『物の時代』でルノドー賞を受賞。以後、大胆な実験作を次々と発表して注目を集め、1978年には大作『人生使用法』にメディシス賞が与えられたが、1982年、46歳の若さで病没

阪上脩[サカガミオサム]
1934年生。京都大学大学院仏文科修士課程修了。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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里馬

5
【図】紙にに書きつつ思案する。人と話して一考する。文献に当たって考察する。ネットに潜って分析する。どれも同等、内部であれ外部であれ情報を精査すること。並び替え、付け足し、削ぎ取り、調和をはかって秩序立つ。相違点/共通項を改めて、単純化。具体例添えれば明快に。"ジョルジュペレック"はこんな風に出来ておったのか。松岡正剛さんに言われなかったら、「編-集」を見出せたかどうか。。。2011/07/05

水原由紀/Yuki Mizuhara

2
気づかれにくいスーパープレイ集。2013/02/26

parakeets

2
思いつきや問いかけといった未成熟な想念を、すこしも臆することなく洒落た仕方で散文にするときのペレックはとても愛らしい。「読むことは、単に、文章を読み、記号を解読し、行を渉猟し、ページを征服し、意味を通過する、ことだけではない。……それは同時に、地下鉄の音でもあり、……すこし離れたところで遊ぶ子供たちの声でもあり、……あるいは眠りを待つことであり」「モンガレとジャック・ボンセルジャンのあいだにひろがる小説は、どうやって知覚されるか。体や集団生活の雑音によるテクストの切断、中断された始動は、どう操作されるか」2011/07/28

あかふく

1
情報をどのように並べるか、ということが何かを書くことであり、それを読むことが「その手捌きを一緒に行うことで共感すること」であるとすれば良く、読めなければ最後に収録されている「≪考える/分類する≫」を参照すれば良い。「私が求めるものについてのノート」、「本を整理する技術と方法についての覚え書き」、「初心者用料理カード八十一枚」、「読むことーー社会-心理学的素描」など。2013/10/24

笠井康平

1
語り手が情報を捌くの手際に注目して読まないとかったるい。

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